猫って可愛いですが、困るのが発情期です。
発情期になると一晩中鳴いていたり、あたりにおしっこを撒き散らしてしまったりと困った行動を起こします。
ところでネットで話題になっているメス猫の発情期を綿棒を使って落ち着かせる方法があるのはご存知でしょうか?
この方法は実際効果があるのかですが、結論から言えば、綿棒を使った発情期の押さえ方は絶対にNGです。
なぜだめなのか…続きを解説したいと思います。
猫の発情期を綿棒で抑えるやり方
猫の発情期って厄介ですよね。
基本的に発情期を抑えるにはオスの場合や去勢、メスの場合には避妊手術をすることが一番です。
しかし、それらをしたくない場合、猫の発情期を綿棒で抑えるやり方を聞いたことがあるかもしれません。
結論から言えば、これは絶対にNGです。
ではまずは猫の発情期について解説をします。
どんな猫でも発情期は必ず迎えます。
メス猫の場合、早い場合には4ヶ月ほどから発情期を迎えるようになり、遅くとも6ヶ月ごろには発情期を迎えます。
発情期ではオスを迎え入れるために大きな声で鳴いたり、落ち着かない行動をしたり、トイレ以外の場所でおしっこをするようになってしまいます。
メス猫の発情期はだいたい1週間ほどです。
猫の発情期をおさえるためにメス猫の膣を濡らした綿棒で刺激するというものがあります。
ただこれはメス猫の粘膜部分を傷つけてしまう恐れがあり、素人がやると病気を引き起こすことがあるのでやめたほうがいいです。
猫の発情期を綿棒でおさえる成功率は?
猫の発情期の際の綿棒での対策ですが、成功率はどのくらいなのでしょうか?
結論からいえば、具体的な数字はありませんでした。
ただ素人がやったとしても、成功率は決して高くはないでしょう。
加えて上記の通り、猫の粘膜を傷つけてしまって病気が引き起こされる可能性もあります。
ですので成功率などは考えずに根本的にやらないことをおすすめします。
発情期で悩むようでしたら、一度獣医さんに相談をして正しい対処をするようにしてくださいね。
猫の発情期 メスは避妊するべき?料金は?
猫の発情期ですが、メスは避妊をするべきなのでしょうか?
結論からいえば、メスやオスに限らず、猫は避妊去勢手術はするべきです。
基本的に飼い猫の場合には去勢や避妊が推奨をされています。
それらをすることによって発情期を抑えるほか、生殖器官の病気が防ぎ、逃げ出した際に望まぬ妊娠を防ぐという効果があります。
メス猫の避妊手術ですが、メス猫の発情期が一般的には5ヶ月から1年ほどで迎えるようになります。
なので、その時期の前に行うことで、メス猫の発情期を抑えることができます。
避妊手術をさせようともタイミングを逃して、一度発情期を迎えてしまうと、避妊手術をしたにも関わらず、発情期と同じような行動を取ってしまうことがあります。
メス猫の避妊手術料金はいくら?
メス猫の避妊手術ですが、手術代金としては1万5000円から4万円ほどが相場となっています。
地域によっては、猫の避妊や去勢に対して助成金がある地域もありますので、チェックをしてみてください。
猫を飼う際の去勢避妊手術代が支払えない場合には、猫を飼う資格はありません。
避妊去勢手術は猫にとって立派な手術です。
ですのでやはり猫に体力がある時に行う必要があります。
うまくタイミングを見計らって猫の避妊手術をするようにしましょう。
まとめ
猫は発情期を迎えた場合、綿棒で刺激する方法はNGです。
成功率などは分かりませんが、素人がやっても猫の粘膜を傷つけてしまって新たな病気に起こす可能性があります。
発情期を抑えるにはメス猫なら避妊、オス猫なら去勢手術をするようにしましょう。
避妊去勢手術には発情期を抑える以外にも、病気を抑えるなど様々な効果があります。
避妊去勢手術は飼い主としての義務でもありますので、ぜひ責任持って行うようにしましょう。