新幹線のグリーン車と普通車の違いをあなたは即答できますか?
料金高い分、シートがゆったりしているだけじゃない?
本当にそれだけの違いでしょうか?
実際に一度疑問に思って調べていないとこの違いって即答できないと思います。
ということで、今回は新幹線のグリーン車と普通車の違いについて詳細に説明しています。
新幹線グリーン車と普通車の違いは何?
グリーン車と普通車の違いは細かく言うと20点ほど違いがあります。
ただ大きく「何が違うの?」といわれたら、僕ならこう答えるでしょう。
座席シートが広くてゆったりと座れる
普通車とグリーン車の大きな違いは座席シートが全然違います。
背もたれも高いし、顔の周りを囲むようなデザインなので周りの視線が気にならないので個室感があるんですよね。
そしてシートに重量感があり、リクライニング角度も大きいです。足を置くフットレストがあり、ひじ掛けも大きいので隣の人を気にすることもないです。
グリーン車で隣に人がいたことは一度もないです。車両自体ガラガラで静かです。また、テーブルも大きく、専用のLED読書灯とコンセントもあります。ノートパソコンやスマホの充電も余裕なわけです。
普通車両は横が2列+3列の5人掛けですよね?
グリーン車は横2列+2列の4人掛けなんです。普通車より1列少ない分グリーン車はヨコのスペースが広いんです。縦のスペースもグリーン車は広いですよ。
例えば新幹線N700系のトイレなしの車両だと普通車は縦20列なのに対してグリーン車は17列です。3列少ない分、縦のスペースも広いんです。だから足も伸ばせるくらいに余裕があります。
そうかぁ~ゆったりと座れる分、グリーン車は料金が高いわけね?
いえいえ、まだまだグリーン車との違いはありますよ!
違いがありすぎるので箇条書きで説明しますね(^^)v
・専属の車掌さん、女性アテンダントが乗っています。
・ドリンクサービス(お替り自由)
(アテンダントさんがメニューを持ってきてドリンクも持ってきてくれます)
・おしぼりがある
・雑誌が2冊あって持ち帰り自由
・車内販売が先に来る
・車両じゅうたんが厚くて歩く音がしない
・乗客が少なく静か
・乗り降りがホームの階段近く
・揺れが明らかに少ない
ざっと思い当たる違いを書けばこれくらいです。
特に違うのはゆっくりと座れるシートとグリーン車は静かだということです。
不思議なものでお盆やお正月の帰省ラッシュで普通車両の指定席は満席でもグリーン車はガラガラとまではいいませんが空席がありますよ。
ドリンクサービスだし、車両前にアテンダントさんが立っているので用があればすぐに対応してくれます。ずーっと立っているので、逆にこちらが気を使いますけどね(-_-;)
新幹線グリーン車と普通車の料金に違いある?どのくらい違うの?
それだけ普通車と違いがあるのなら料金もとんでもなく高いべな
んん~どうでしょう。
考えようによっては安いのかもしれないけど、グリーン車はプラス料金が発生しますからね。料金は「指定席特急料金-520円+グリーン料金」になります。
このグリーン料金というのが曲者でわかりづらいんですけどね。
簡単に説明すると100キロで1,000円プラス料金が発生すると考えると納得しますよ。
東京大阪間だと約500キロあるのでグリーン料金は5,000円。
東京仙台間だと約400キロあるのでグリーン料金は4,000円。
こう覚えると計算しやすいですよ。
なので、普通車の指定席よりも東京大阪間ならば約4,500円グリーン車の方が割高ということです。
グリーン車は子供も乗らないし、しゃべっている人もいない、揺れが少ない、シートにゆったりと座れるので疲れが取れるし、ドリンク飲み放題…
ここまでのサービスを提供してくれて、この料金ならば払っても乗りたいなと思う人はいるでしょうね。お盆やお正月の帰省ラッシュ時には普通車の指定席の通路にも人がギチギチと立っている状況なのでプラス料金を払ってでもその時はグリーン車に僕は乗ります。
ちなみにグリーン車にはグリーン券がないと乗り込めません。
グリーン車の手前に車掌さんがいるので隙を見てグリーン車に座るというのも無理です。
新幹線グリーン車と普通車は自由に変更できるの?
グリーン車の前にいる車掌さんに変更したい旨を伝えれば、変更できる場合があります。
車掌さんが持っている端末でグリーン車の空席を確認して空いていれば変更OKです。
その場合は、途中駅に変更を伝えても乗車駅からのグリーン料金になるし、手数料も
取られるので注意ですよ。変更するならば、乗車してすぐにしないと損します。
いやいや、グリーン車って特別車両なのでそんなに甘くはないです。
みんなそれなりの料金を払って乗っているので、そんないかさまが許されるわけないです。
車掌さんがいないからってグリーン車に乗り込んできたとしても、アテンダントさんにグリーン券の提示を求められますし、車掌さんは常に座席のチェックをしているので
「ただいまよりグリーン券を拝見いたします。ご協力お願いします」とあなたに提示を求めるでしょう。
みどりの窓口で変更できますよ。
改札を通る前であれば一度ならば手数料なしで変更できます。
ただし、普通車の指定席からグリーン車へのアップグレード変更は大丈夫ですが、グリーン車から普通車へのダウングレードの変更はクレジット決済で購入したのならば、クレジットカードがないと変更できません。
また、「えきねっと」というインターネットでのトクだ値でのチケット購入だと変更はできません。
まとめてみると…
- グリーン車のメリットはシートの違いだけではない
- グリーン料金は100キロで1,000円プラスとイメージする
- グリーン車の空席がありプラス料金をその場で支払えば車掌さんが変更を認めてくれる
いかがでしたか?
なんとなくモヤっとイメージしていた新幹線グリーン車と普通車の違いが理解できたでしょう。
いつかはグリーン車でゆったりと旅をしてみたいものです。
あなたの参考になれば幸いですm(__)m