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テレビで珪藻土のバスマットが特集された後、大手の家具店から雑貨屋まで、さまざまな場所でよく見かけるようになりましたね。

 

私もテレビで見たときは感動し、すぐに購入しました。

 

しかし、実際に使用してみると、吸水力の低下や冬場の冷たさなど、いくつかのデメリットがあり、結局使うのをやめてしまいました。

 

興味深いことに、私だけでなく同様に使用を中止した人が多数存在していることが分かりました。

 

そこで今回は、珪藻土のバスマットの使用を中止した人が共通して抱える理由を探ってみました。

 

使用を中止する人にとって一般的な悩みにも答えながら、処分の方法がわからないとか、寿命まで使わないともったいないと感じる方々にも対処しています。

 

珪藻土のバスマットの使用を中止しようか迷っている方は読んでみてください。

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もくじ

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珪藻土バスマットをやめた理由に納得

まず初めに、珪藻土とは単細胞の植物プランクトンである珪藻の死骸が蓄積した化石を指します。

 

珪藻土は微細な穴が無数に存在し、これらの穴は水分を瞬時に吸収したり消臭したりする効果を有しています。

そのため、珪藻土のバスマットは浴室の入口に配置するだけで、入浴後の水分を迅速に吸収し、非常に優れた性能を発揮します。

 

ただし、驚くべきことに、これにもかかわらずデメリットが多く、多くの人が使用を中止しているようです。

 

毎日の洗濯が不要で手軽だと期待していたのに、実際にはそうでもなかったというのが意外でした。

 

足が吸い付く感覚と水分を素早く吸収する点は素晴らしいのですが、実際に使ってみるとどんな商品でも不便な側面が見えてくるものです。

 

では、具体的に珪藻土バスマットでどのような点が不便で、なぜ使用を中止するのでしょうか?

 

吸水力の低下

私と同じように、吸水力が低下したと感じている方がかなりいるようです。

 

毎日の使用頻度や状況によりますが、早い場合、3ヶ月で吸水しなくなったと感じる人もいるようです。

 

珪藻土バスマットは使わないときには立てかけたり、日陰で干したりして吸収した水分を乾燥させる必要があります。

 

毎日バスマットを洗うのが手間で、珪藻土バスマットに切り替えたはずなのに、水浸しになった珪藻土バスマットをタオルで拭いていては効果がありませんね。

 

吸水力が低下した場合、表面全体を紙やすりで削って目詰まりを解消することで改善できることもあります。

 

でもここまで誰がやりますかね?

 

手入れが意外にめんどくさい

珪藻土バスマットは週に1回程度、日陰で干す必要がありますが、毎日行わないと、逆にその作業を忘れることもあります。

 

このバスマットは水分を吸収する性質があるため、日常のお手入れを怠ると、それが原因でカビが発生することがあります。

 

また、風呂上がりに吸収しているのは水分だけでなく、皮脂や石鹸カスなども含まれています。

 

さらに、小さな子供がいる場合はお漏らしや女性の場合は経血が付着する可能性もあり、使い続けると汚れが避けられなくなります。

 

珪藻土マットは紙やすりで汚れを削ることができますが、これが一見簡単な作業に思えるかもしれませんが、実際にはかなり手間がかかり、削った粉が大量に発生するため、新聞紙を敷くか外での作業が必要です。

 

「毎日でもバスマットを洗濯機で洗った方が楽じゃないか?」と考える人が多いのも理解できますね。

 

硬く重く床に傷も…

珪藻土バスマットはそのまま敷いて使う方もいるかもしれませんが、吸水力やカビの予防のためには毎日立てかけた方が良いと言われています。

 

ただし、珪藻土マットは1枚あたり1~2kgもあり、毎回立てかけるのは手間がかかります。

 

また、スタンドを使っていれば倒れる心配はありませんが、洗濯機などに立てかけると倒れて足に当たり怪我をする可能性もあります。

 

小さな子供は何でも触りたがるため、すぐに手を出してしまう危険があります。

 

さらに、珪藻土バスマットは硬いため、床に細かい傷をつけることがよくあります。

特に新しい住居の場合、傷がつくとかなりショッキングです。

 

滑り止めシートやタオルを敷いてから使用するのが対策の一つですが、最終的にはタオルを敷くならば、珪藻土マットを使う理由が薄れてしまうでしょう。

 

冬場はめっちゃ冷たいです。

これも私が珪藻土バスマットの使用を中止した理由のひとつです。

 

珪藻土のバスマットは簡単に言うと、珪藻の化石を薄く平らな板状に加工して、バスマットとして使用できるようにしたものです。

 

もちろん、外部の気候の影響を受けるわけですが、冬季に脱衣所が冷え切っている場合、その日に使用しなかった場合でもバスマットは冷たいです。

 

タオルのバスマットも何人かが使用した後で使うと冷たく感じますよね?

 

それと同じで、珪藻土のバスマットも吸水力が低下している場合は未使用の状態でも相当に冷たいのです。

 

夏場はひんやりして気持ちいいのですが、冬季はお風呂で温まった体が足元から冷えるのが気になると感じる人が多いようです。

 

意外に割れやすい材質です。

珪藻土バスマットは特殊な手法で製造された板ですが、平らな場所でないとすぐに割れることがあります。

 

例えば、浴室の扉の直前や床下収納や点検口のある場所では使えません。

 

少しの揺れが問題ないと思って使っていても、数ヶ月後には割れる可能性があります。

 

また、子供がバスマットの上で飛び跳ねることも、ひび割れの原因になり得ます。

 

タオルを敷いてから珪藻土バスマットを置くという対策もありますが、それでも珪藻土バスマットの利点が半減してしまいますね。

 

移動時には注意が必要で、落としたりぶつけたりすると簡単に割れるため、取り扱いには慎重が必要です。

 

珪藻土バスマットは処分するときも大変

珪藻土バスマットを使用を中止しようか検討している方や他の方が中止した理由を知って迷っている方も多いのではないでしょうか?

 

使用を中止するなら、珪藻土バスマットはいずれ処分しなければなりませんね。

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大きくて重く、一体何のゴミなのか分からないし、捨てる方法も分からず処分が手間になりがちで、やめることをためらっている方も多いかもしれません。

 

珪藻土バスマットの処分方法は、アスベストを含む製品かどうかで異なります。

順を追って確認してみましょう。

 

珪藻土バスマットの捨て方処分方法

珪藻土のバスマットは、アスベストという有害物質が混入している可能性があるため、処分前に必ず確認が必要です。

 

アスベストが混入していても通常の使用では健康に害があるとされていませんが、削ったり破損した場合には注意が必要です。

 

処分の際にはビニール袋で包み、粉塵が飛散しないように対策を講じましょう。

 

アスベストが含まれていない珪藻土バスマットは、自治体によっては「燃えないゴミ」や「粗大ゴミ」、「陶器」として回収していることがあります。

 

捨てる際は自治体のホームページを確認し、指示に従ってください。

 

回収の際には、袋に入る大きさまで小さくしたり、回収者が怪我をしないように新聞で包んだりする配慮が必要です。

 

袋に「割れ物」や「キケン」と書いた紙を貼ると回収者にわかりやすくなります。

 

もしもお手元の珪藻土バスマットにアスベストが含まれている場合は、メーカーや販売店が自主回収を行っていることがあります。

 

特に海外製の珪藻土バスマットには混入している可能性が高いため、慎重に確認し、必要であればメーカーまたは販売店で回収してもらうよう努めましょう。

 

自治体のゴミ集積場に出すことは避けてください。

 

珪藻土バスマットの寿命は何年?

珪藻土のバスマットは通常、約2000~4000円ほどで入手でき、タオル素材のバスマットと比較して決して安価ではありません。

 

この価格に戸惑いながらも、使用を中止できない理由を感じる方もいるかもしれませんね。

 

確かにもったいない気持ちもあり、できれば寿命まで活用したいと思うのは理解できます。

 

珪藻土バスマットの寿命は商品の品質や適切な手入れにより異なりますが、一般的には約2年と言われています。

 

毎日使うアイテムなので、寿命が短いと感じることもあるでしょう。

しかし、上手に使えば吸水性を維持しながら5年ほど使用できる場合もあります。

 

もし生活スタイルや個人の好みに合わないと感じた場合は、無理して2年間使い続けるよりも、思い切って中止してみるのも一つの選択肢かもしれません。

 

ちなみにソフトタイプの珪藻土バスマットも販売されています。

 

従来の硬く重いタイプではなく柔らかく割れづらいと評判も良いですよね。

 

 

まとめ

吸水しなくなったり冬場の冷たさに不満を感じて珪藻土バスマットをやめた私ですが、今回、多くの人が同じような考えを持っていたことを知り、珪藻土のバスマットを中止して良かったと感じました(笑)。

 

同時に、ソフトなタイプの珪藻土マットには驚きました。

 

クッションタイプの珪藻土バスマットは、小さな子供が風呂場から飛び出すときに乗ると滑る可能性があるので注意が必要かもしれません。

 

珪藻土のバスマットをやめようか悩んでいるけど躊躇している方、やめても大丈夫ですよ。

 

他にもマイクロファイバー製のバスマットやシンプルに麻や綿製のバスマットなど、さまざまな種類があります。

 

長く愛用できるような、ご自身にぴったりのバスマットが見つかると良いですね♪

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