鉄フライパンにはゴキブリが寄ってくるという話を聞いたことがありますか?
調理器具である鉄フライパンにゴキブリが寄ってくると考えると、気分が悪くなりますよね。
驚きかもしれませんが、鉄フライパンの収納方法によっては、ゴキブリが寄ってくる可能性があるのです。調理器具に虫が寄ってくるなんて、心が折れそうですよね。
しかし、鉄フライパンは焼き料理や炒め料理に最適で、料理が格段に美味しくなります。
特に焼き目や香ばしさが際立ち、鉄フライパンでしか出せない味があります。
鉄フライパンには他にもメリットがありますが、扱いが難しい面もあります。
この記事では、鉄フライパンについて詳しく紹介します。
もくじ
鉄フライパンの油残しはゴキブリ誘引の元!?
一般的に、鉄フライパンは洗剤を使わずに表面に油を残したまま保管することが推奨されています。これが「鉄フライパンの正しい使い方」だとされています。
しかしこの正しい使い方が、実はゴキブリを引き寄せてしまう可能性があるというのです。
なぜなら、この使い方によりフライパンの表面には油が残り続けるため、ゴキブリを誘引してしまうのです。
なぜ「鉄フライパンの正しい使い方」がゴキブリを誘引するのでしょうか?また、それに対する対策についても詳しく解説します。
鉄フライパンの油塗りはNG!?
鉄フライパンの正しい使い方は以下の通りです。
- 使用後は洗剤を使わず、水(またはお湯)だけで洗う。
- 洗った後に、薄く油を塗る。
要するに、鉄フライパンは常に表面に油が付いた状態であることが望ましいのです。
しかし、この油が残ることでゴキブリが引き寄せられる可能性があるのです。
ゴキブリは油を好むので、鉄フライパンには直接舐められるような油が付いていると、彼らが寄ってくる可能性が高まります。
夜な夜な鉄フライパンにゴキブリが集まってくる光景は、想像するだけで嫌ですよね。
しかし、ゴキブリにとって油は非常に魅力的な食べ物で、たった1滴摂取するだけで5日間も生きられる栄養満点の食材です。
ゴキブリとの共存!? 鉄フライパン対策はある!
鉄フライパンに油を塗るのは絶対必要だし、それがゴキブリを引き寄せるのなら、もう諦めるしかないかもしれませんね。
私だったら、そんな状況での購入をためらってしまいます。
でも、鉄フライパンを使いたいときにゴキブリに我慢する必要はありません。なぜなら、ゴキブリを寄せ付けない方法があるからです!
次に、具体的な鉄フライパン対策を紹介します。
ビニール袋やダンボール箱に収納する
鉄フライパンとゴキブリが接触しないように、ビニール袋に入れるのがおすすめです。
鉄フライパンをビニール袋に入れて、持ち手を縛るとゴキブリの侵入を防ぐことができます!
さらに、ビニール袋を被せた鉄フライパンを段ボール箱に入れると、二重の防御になります。
鉄フライパンを買ったときに付いていた段ボール箱があれば最適です!
この方法は、鉄フライパンの本体部分にゴキブリの侵入を防ぐためのもので、効果的です!
フライパンの蓋をかぶせる
鉄フライパンには蓋が付いていませんが、調理中に使用するフライパンの蓋を収納時にかぶせることで、ゴキブリを寄せ付けないことができます。
収納する際には蓋をかぶせることで、食材がゴキブリに触れることはありません。
この方法は、裏側や側面を守るものがないので、ゴキブリの接触リスクはあります。
しかし、食材が守られるだけでも十分と思えるなら、最も手軽な対策方法です。
鉄フライパンをフライパンケースに収納!
鉄フライパンをフライパンケースにしまうことは、ゴキブリ対策の一環として効果的です。
フライパンケースは、その名の通りフライパン専用のケースです。
通常はキャンプなどのアウトドアで使用されることが多いですが、様々な種類が販売されているので、好みに合ったものを選ぶことができます。
また、100均でも手に入りますので、手軽に試してみることができますよ!
洗剤を使って洗う
鉄フライパンには油を塗るのが絶対ルールであると紹介しました。
しかし、その油がゴキブリを引き寄せるのであれば、洗剤で洗うことに抵抗を感じる方もいるでしょう。
ですが、実は調理前と洗った後の二度手間をすることで、洗剤を使っても問題ありません!
なぜなら、ゴキブリは鉄フライパンの本体には興味がなく、油に寄ってくるからです。
つまり、洗剤でしっかり洗った後には油がついていないので、ゴキブリが寄ってくることはありません!
もちろん、油を塗ることなくゴキブリ対策を行うことができるので、一度試してみる価値がありますね。
サビにくい鉄フライパンを選ぶ
普通の鉄フライパンは、洗剤を使って洗うとサビが気になり、しっかり乾燥させる必要があります。
ゴキブリ対策のためにこれだけ手間がかかるのは、少々面倒ですよね。
そこで、サビにくい鉄フライパンが販売されています!
これなら、洗剤を使って洗った後にしっかり乾燥させる必要がないため、手間が省けます。
もちろん、値段は通常の鉄フライパンよりも高くなりますが、手間を省けることを考えると価値があります。
手間を省くか、値段を払うかは、それぞれの選択ですが、長期間使うことを考えると、サビにくい鉄フライパンは魅力的ですね。
鉄フライパンの手入れ方法を4つご紹介!
鉄フライパンの手入れが手間だと聞いたことがありますか?
確かに、テフロンのフライパンと比べると手入れが多いと言えます。
しかし、鉄フライパンの正しい手入れ方法を理解すれば、難しい作業ではありません。
鉄フライパンを正しく手入れして、自分だけの鉄フライパンを育ててみましょう!
この章では、鉄フライパンの必要な手入れ方法を4つご紹介します。
新しい鉄フライパンを使う前の手入れ
新しい鉄フライパンを使う前に行う必要がある手入れがあります。
それは、空焼きと油慣らしです!これらの工程を経て初めて鉄フライパンで調理が可能になります。
鉄フライパンは販売時にサビを防ぐために加工されており、この加工を高温で焼き切るのが空焼きです。
また、調理後に空焼きを行うことで、鉄フライパンに油が馴染みやすくなります。
油慣らしは、フライパンに油をなじませ、焦げ付きやサビを防ぐ作業です。
これらの工程をしっかり行うことで、鉄フライパンを良い状態で使用できます!
それでは、空焼きと油慣らしの手順をご紹介します。
空焼きの手順
- 鉄フライパンを中性洗剤を使って洗い、汚れを取り除きます。
- 水で洗い流し、水分を拭き取ります。
- ガスコンロにフライパンを置き、中火で加熱し、徐々に強火にします。
- 鉄フライパンの中央から青色に変色するまで加熱します。
- 鉄フライパン全体が青くなったら、冷やして完成です。
油慣らしの手順
- 鉄フライパンにサラダ油を注ぎ、弱火から中火で加熱します。
- 煙が出るまで加熱し、サラダ油を何度か追加します。
- 火傷に注意しながら、鉄フライパンをしっかり加熱し、油をなじませます。
調理前の手入れ法
鉄フライパンで料理を始める前に、水でサッと流したり、すぐに食材を投入したりしていませんか?
美味しい料理を作るためには、適切な準備が必要です。
その一つが、油返しという手入れです!油慣らしと似ていますが、少し違います。
油慣らしは鉄フライパンを初めて使用する前に行う手入れですが、油返しは毎回の調理前に行う手入れです。
それでは、鉄フライパンでの油返しの手順を説明します。
油返しの手順
調理前の鉄フライパンに油をたらし、傾けながら全体に行き渡らせます。たったこれだけです。
当たり前のように思えるかもしれませんが、鉄フライパンを良い状態で保つためには必要な手入れですので、しっかりと行いましょう。
使用後の手入れ法
使用後の手入れ方法については、前述の章でも少し触れましたが、基本的な手入れ方法を改めてご紹介します。
鉄フライパンは基本的に水かお湯でスポンジを使って洗うようにしてください。
たわしを使っても構いませんが、鉄フライパンの表面を傷つけないように、力加減に注意してください。
また、洗剤を使いたい場合は、洗った後にしっかりと水分を拭き取り、次回の使用前に油慣らしを行うことを忘れないでください。
サビ除去の手順
鉄フライパンを丁寧に手入れしていたつもりでも、気がつけばサビが発生していることがあります。使い方や頻度によっては、サビが出ることは避けられないかもしれません。
それでは、鉄フライパンがサビてしまった場合の手入れ方法を紹介します。
必要な道具:
金属ヘラ
金属タワシ
クレンザー洗剤
手順:
まずは金属ヘラを使って、サビを大まかに削り取ります。目に見える部分のサビを取り除くイメージです。
金属ヘラでサビを取り除いたら、水を鍋に入れて火にかけて沸騰させます。削り取った汚れが泡とともに浮き上がります。
汚れたお湯を捨て、次に金属タワシで軽くこすります。頑固な汚れにはクレンザーを使うと効果的です。
汚れを洗い流したら、再び鉄フライパンを火にかけます。しっかりと乾かすことで、再びサビが発生しにくくなります。
十分に乾燥させたら、油を塗って油慣らしを行います。これによって鉄フライパンを復活させることができます。
鉄フライパンは素材上、サビやすい性質を持っていますので、取り扱いには注意が必要です。空焼きや油慣らし、そして毎回の油返しを正しく行うことで、サビから鉄フライパンを守りましょう。
鉄フライパンをやめるべき人の特徴とは!?
この記事を読んでくださった方なら、鉄フライパンの扱いが難しいことに気付いたことでしょう。
普段の調理後に洗剤を使えない、再び油を馴染ませなければならない手間など、面倒な作業が多いですよね。
また、油を馴染ませる作業や油返しで発生する油の臭いが家中に広がり、鉄フライパンが冷めるまで片付けができないことも大変です。
しかし、魅力を感じても、鉄フライパンの手入れが得意でない方もいます。
以下では、鉄フライパンをやめるべき人の特徴を紹介します。
料理をあまりしない人
鉄フライパンは「育てる」ものだと聞いたことがありますか?
料理のたびに油を染み込ませ、焦げ付きを防ぎながら鉄フライパンを育てていくものです。
そのため、普段あまり料理をしない人は鉄フライパンを育てることが難しく、たまに使うと手入れが面倒に感じるでしょう。
料理をしない人にとって、鉄フライパンはやめるべきかもしれません。
重いフライパンが苦手な人
鉄フライパンはテフロンのものと比べて重たいため、片手で持つと揺れてしまいます。
調理の途中でフライパンを持ち上げる必要があることもありますが、無理をすると手首を傷めたり、疲れを感じるでしょう。
重いフライパンが苦手な人は、鉄フライパンをやめるべきです。
失敗を避けたい人
実は、鉄フライパンは焦げ付きやすい性質があります。
油を何度も含ませることで鉄フライパンは育ち、焦げ付きが防げるようになりますが、最初は失敗することがよくあります。
完璧主義の人や失敗を避けたい人にとって、鉄フライパンは適していないかもしれません。
鉄フライパンは扱いが難しいため、やめるべき人もいます。
しかし、鉄フライパンならではの風味を楽しみたいという気持ちも大切です。
そんな方には、小さめの鉄フライパンを試してみるのもいいでしょう。
卵焼き用の小さい鉄フライパンやスキレットなど、小さめのものも販売されています。
小さめの鉄フライパンは価格も手頃ですので、失敗しても大きなリスクはありません。
鉄フライパンのメリットとデメリットをよく考えて、自分に合ったものを選びましょう。
まとめ
- 鉄フライパンを正しく使うことでゴキブリの寄り付きを避ける方法がある。
- ゴキブリにとって、油はたった1滴摂取するだけで5日間も生きられる栄養満点な食材である。
- 鉄フライパンをビニール袋やダンボール箱に収納することでゴキブリ対策になる。
- 鉄フライパンに蓋をかぶせて収納することでゴキブリ対策になる。
- 鉄フライパンをフライパンケースに収めることでゴキブリ対策になる。
- 鉄フライパンを洗剤で洗うことでゴキブリ対策になる。
- サビにくい鉄フライパンを使用することでゴキブリ対策になる。
- 鉄フライパンには使い始め、調理後、サビが出来た時、それぞれの手入れ方がある。
- 鉄フライパンをやめたほうがいい人の特徴は、あまり料理をしない人、重たいフライパンが苦手な人、失敗できない人。
鉄フライパンに興味があり、購入を検討している人も、ゴキブリの可能性があると躊躇してしまう。
しかし、記事で紹介した対策法を諦めずに検討してみることが大切。
私は小さめのスキレットを持っており、お肉のソテーがとても美味しいため手放せない。 小さめサイズなら収納に困らず、始めやすい。
また、日本国内でもゴキブリの発生は地域によって異なる。東京や神奈川、沖縄などは発生が多いが、北海道などは発生が少ない。
引っ越しは難しいが、このような特徴を考慮して鉄フライパンの購入を検討してみると良い。