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ススキを堆肥化したいなら覚えておこう!地下茎を根絶やしする方法

ススキは秋口から綺麗な色合いになって日本の景色に彩りを与えてくれる植物です。

 

しかし、その反面生命力が強く、ススキが育ちすぎると土壌が貧しくなるなどの弊害もありススキに悩まされている人も多いです。

 

これはススキを堆肥化する方法を知っていれば解決できます。

 

「どうすればいいのか?」

 

ここではススキの堆肥化や地下茎を根絶やしにする方法を解説したいと思います。

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もくじ

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ススキを堆肥化する方法

ススキを堆肥化する方法は昔からある手法で、「野草堆肥」とも呼ばれています。

 

ススキを堆肥化する場合には、飼料として使ったものやススキに米ぬかなどを加えて発酵させて使います。

 

作り方としては、昔ながらの作り方の場合、ススキなどの野草をまず米ぬかなどを加え発酵させます。

 

そしてそこに元肥や牛の糞尿を加えて、さらに発酵をさせます。

 

2,3週間ごとに水分を加えて水分調節をして発酵を進めて、それを7ヶ月ほど繰り返せば野草堆肥の完成です。

 

野草堆肥を使うと土に栄養面や酸素などが行き渡り、作物の味が良くなります。

 

これらは昔から利用されていた土壌改善の知恵であり、もちろん現代でも十分に活用することができます。

 

ちなみにススキのみでも野草堆肥を作ることができます。

 

その場合はススキに水をかけてビニールを覆います。

 

その状態で3ヶ月近く放置をするとススキが発酵をします。

 

そして、発酵をしたススキをかき混ぜてまた水分調節をして、ビニールをかけて発酵を促すのを7ヶ月ほど繰り返せば、ススキのみでも野草堆肥を作ることができます。

 

時間がかかって作るのは楽ではありませんが、もし機会がありましたら野草堆肥に挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

ススキは地下茎で繁殖する?

そんなススキですが基本的に繁殖力が強い植物となっています。

 

その理由としてはススキは地下茎で繁殖をします。

 

地下茎とは地中で茎が伸びていることのことをさします。

 

ススキは地下茎を伸ばし、それが株となって大きくなっていきます。

 

ですので、地表のススキを切り取ったしても、地下茎が残っているために結局そこからまたススキは生えていきます。

 

またその地下茎が伸びることで株もどんどん大きくなっていき、ススキは繁殖をしていきます。

 

ススキを除草をしたいと思ったら、この地下茎ないし株から全て除去しないと結局また生えてしまうことになります。

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ススキを根絶やしにするには

そんなススキですが、地下茎や株を除草し根絶やしにする方法があります。

 

ススキを根絶やしにする場合は、除草剤を使うのが一番手っ取り早いです。

 

もちろん一つずつ手作業で掘って、株を取り除くという方法もあるのですが、これは相当な時間がかかります。

 

除草剤は様々な種類がありますが、ススキによく使われるのは「サンフーロン」という除草剤です。

 

こちらはススキを根絶やしにして値段も安価なため、人気の商品となっています。

 

サンフーロンの使い方としては一度ススキを刈り取った後に、その茎に対してサンフーロンを散布します。

 

そうすることで茎がサンフーロンを吸い取ってくれて、根までいって根絶やしにしてくれます。

 

除草剤の誤った使い方でよくあるのが、土にかけてしまうと土壌が枯れてしまいます。

 

ですのでしっかりと草にかけるようにしましょう。

 

そのほかの使い方としては、しっかり用法用量を読んだ上で使うようにしてくださいね。

 

まとめ

ススキを堆肥化する方法は野草堆肥と呼ばれており、昔ながらの方法であります。

 

この場合はススキを発酵させて堆肥を作ることで、土に栄養が行き渡り、作物をより美味しく育てることができます。

 

ススキは地下茎で育つため、根絶やしにするには地下茎や株ごと除草剤を使うのが確実です。

 

うまくススキを根絶やしにしてススキに悩まされることのないようにしてくださいね。

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