最近は猫ブームということもあって、猫を飼いたい!と思う人も多いでしょうが、困るのが発情期です。
特に猫が発情期を迎えると、お尻から液体を出したり、血尿や血便が出ると聞いたこともあると思います。
室内で育てる場合は気になりますが、猫は発情期にはおしっこをよくするようになります。
スプレー行為といいます。
そして血尿や血便の場合は病気が考えられます。あまり発情期とは関係ありません。
この記事では猫の発情期での注意点や覚えておきたいことなどをまとめています。
猫の発情期にお尻から液体!あれ何?
猫の発情期ですがお尻から液体が出ているように見えることがあります。
あれって一体何なのでしょうか?
結論からいえば、おしっこである可能性が高いです。
猫の場合、発情期だからといってお尻から何か液体を出すということはありません。
ただ、猫の場合は発情期を迎えるとおしっこをよく出すようになります。
猫のおしっこはマーキング行為、スプレー行為と呼ばれ、メスがオスに自分の場所を知らせるためにおしっこをします。
いつもはトイレにしっかりとおしっこをしてくれるのですが、発情期の頃は周囲におしっこを撒き散らしてしまうこともあります。
なのでいつもとは違う勢いよくおしっこを撒き散らすことで、お尻におしっこがついてしまい、液体が出ているように見える可能性が高いです。
ただ発情期限らず、お尻から液体が出ていて、その匂いがきつい場合は肛門の病気が考えられます。
消化管内に寄生虫がいたり、肛門嚢腺(こうもんのうせん)と呼ばれる組織の感染症が起きていると、お尻から膿のような液体を出すことがあります。
その場合は、すぐに獣医さんに見てもらうようにしましょう。
猫の発情期に血便・血尿の原因は?
猫の発情期ですが、血便・血尿が出ている場合も心配になりますね。
この原因は何なのでしょうか?
結論から言えば、猫から血尿・血便が出ている場合には、膀胱炎(ぼうこう炎)や結石(けっせき)、腎疾患(じんしっかん)などが考えられます。
これらの病気はどんな猫でも引き起こすことがあり、原因もよくわからないことが多いです。
特に膀胱炎の場合はトイレに行く回数が増えたり、水をよく飲んで落ち着きがなくなったりするので、そこから発情期と勘違いをする人も多いです。
ただ、どれも発情期だからということはないので、もし血便・血尿が出ていたらすぐに獣医さんに見てもらうようにしましょう。
特に悪性疾患や腎疾患の場合は、猫の場合には命に関わることが多いです。
猫の普段と違う様子を感じ取るのは飼い主にとってとても大切です。
もし猫の様子が何かおかしかったらそれを発情期を片付けずに、しっかり猫の様子を観察してください。そして何か異変があったらすぐに病院に連れていくようにしましょう。
猫の発情期にはオムツがおすすめの理由
猫ですが発情期で周りにおしっこをしてしまう場合、それを防ぐ方法の一つにオムツがあります。
猫用のオムツがあるのでそれをつけることで、おしっこをあたりに撒き散らかすのを防ぐことができます。
しかし、猫のオムツというのは猫にとって大きなストレスがかかります。
病気ならまだしも発情期でオムツをつける場合には動き回るので、オムツも取れやすいです。
ですのであくまでもオムツは一時的な対処としておきましょう。
しっかりと猫の発情期を抑えるにはやはり避妊や去勢手術が一番確実です。
避妊や去勢手術は発情期を抑えるだけでなく、生殖系の病気を抑える効果もあります。
ぜひしっかり猫の発情期を抑えて、猫の負担を和らげてあげてくださいね。
まとめ
猫は可愛いですが厄介なのが発情期です。
発情期にお尻から液体が出ている場合、それは撒き散らしたおしっこの可能性が高いです。
しかし、発情期関係なくお尻から膿などが出ている場合は病気の可能性もあるので、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。
また同様に血便・血尿が出ている場合にもすぐに獣医さんに診てもらってください。
猫の発情期にはオムツも有効ですが、こちらはあくまでも一時的な処置です。
発情期をしっかり抑えるには去勢避妊手術が必要ですので、飼い主として検討をしてください。
猫をしっかり観察して、猫が健康にいられるように飼い主としての務めを果たしてくださいね。