毎年夏から秋にかけて起こるのが台風ですよね。
台風は各地に甚大な被害を与えることも多く、毎年死者も出ています。
そんな台風ですが、人の手によって制御できたらものすごいですよね。
人の手によって台風を起こす方法があったり、台風を小さくする方法、また台風を消滅させる技術があれば、防災に限らず軍事などにも図りきれない影響を与えそうです。
しかし、それらは実際に可能なのでしょうか?
ここでは台風について解説をしていきたいと思います。
台風を起こす方法とは?
台風を起こす方法ですが、調べてみたら実際にありますね。
しかし、もちろん各地に被害を与えるような本格的な台風は無理ですよ。
そんな台風を作るのには莫大なエネルギーが必要になります。
台風の原理はじつは簡単です。
台風は熱帯の海の上で作られます。
太陽に照らされて蒸発した海水は上昇気流になって海の上で渦を巻きます。
そして、湿った空気とともに渦がどんどん大きくなり、最終的にはこれが台風となるのが台風の仕組みです。
超ミニミニ台風でしたら、これは実験で再現をすることは可能です。
回転装置の中で電気を通して熱を発生させます。
その中にドライアイスの煙を入れたら上昇気流が確認できて、回転装置によって簡単に渦が出来上がり、ほどなくしたらミニサイズの台風が完成します。
これでも立派な台風を起こす方法ですね。
台風を小さくする方法もあります。
では台風を小さくする方法はあるのでしょうか?
台風を小さくできたら、防災の面からでも大いに貢献できますよね。
じつはこちらに関しては、世界でも研究が進められていて、ある程度の成功例もあります。
このような実験は1950年代ごろには始められていて、具体的には台風ができ始めた頃に、その台風の中に雨を早めに降らせる成分を打ち込んで、先に雨を降らせてしまおうというものです。
1960年にはアメリカでは発生したハリケーンにそのような実験をして、実際にハリケーンの勢力が弱まったという結果が出ています。
また近年では台風の初期データから、台風の威力勢力をシミュレーションし、マイクロビームなどで台風の進路をコントロールするという研究もされています。
もちろんこれらが実用化はされておらず、実際に台風に影響を与えることによって、他の自然現象が起きる可能性というのもあります。
ただ、もしかしたら近い将来に台風を制御できるようになったというニュースが発表されるかもしれませんね。
台風を消滅させる技術はあるのか?
では台風を消滅させる技術はあるのでしょうか?
結論から言えば、台風を消滅させる技術はありません。
上記の通り台風をある程度制御する研究は進められています。
しかし発生した台風を消滅させることは不可能です。
それは、小型の台風でもそのエネルギーは1500兆キロジュールにもなります。
そんな莫大なエネルギーを消滅させるものは人類にはありません。
例えば、爆弾で台風を消滅させればいいのではないか?と考える人がいるかもしれません。
しかし、上記の1500兆キロジュールのエネルギーを打ち消すには、なんと広島に投下された原子爆弾が2万4000発以上のエネルギーが必要になります。
そんなことをしたら地球が消滅をしてしまいますね。
このように台風を消滅させることはとてもなじゃいですが不可能です。
やはり自然災害は各自の防犯意識と対策が一番必要になってきますね。
まとめ
台風を起こす方法や小さくする方法、消滅させることは可能か?など調べてみると面白いですね。
台風は原理さえ理解していれば、実験でも超ミニミニ台風は作ることができます。
また実際の研究機関でも台風を小さくしたり、制御する方法は研究がされています。
ですので、もしかしたら将来的には台風をある程度は制御できるようになるかもしれません。
しかし、台風を消滅させることは不可能でしょう。
自然災害が多い日本だからこそ、しっかりと各自の対策がやはり必要なのですね。