政府が推進していた旅行需要喚起政策「Go Toトラベルキャンペーン」が寸前になって変更になりました。
私は最初からなんかヘンテコな政策だなぁとは思っていましたが、やっぱりぽしゃりましたね(-_-)
だいたいにしてこの政策、最初から怪しいと思いませんでした?
誰のための政策なのかよくわからない感じがしていました。
いろいろ調べてみると、確かに怪しい…
この記事では
- GoToキャンペーン誰が得をするのか
- GoToキャンペーンの委託先
- GoToキャンペーンへの批判の声
- 今後どうなるのか
をまとめています。
GoToキャンペーンで誰が得をするのか?委託先は?
最初から怪しかった「GoToトラベルキャンペーン」ですが、その委託先事務局は「ツーリズム産業共同提案体」です。
なんだか初めて聞く団体ですが、「ツーリズム産業共同提案体」は日本旅行業協会(JATA)や大手旅行会社で構成されています。
さらに細かく中身を見てみると、共同提案体として一般社団法人日本旅行業協会、一般社団法人全国旅行業協会、公益社団法人日本観光振興協会、株式会社JTB、KNT-CTホールディングス株式会社、株式会社日本旅行、東武トップツアーズ株式会社となっています。
また協力団体として、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、一般社団法人日本旅館協会、一般社団法人日本ホテル協会、一般社団法人全日本シティホテル連盟 、株式会社リクルートライフスタイル、楽天株式会社、ヤフー株式会社と明記されています。
こうやって委託先の中身を見てみると、どうやらまたもや忖度(そんたく)が絡んでいるようにしか思えませんよね?
私の考えすぎでしょうか??
いや!なんか怪しい(-_-)
新型コロナの第2波が来るような(もう来ている?)ようなこの状況で、わざわざ特定の業界を援助する政策ですからね。
「GoToトラベルキャンペーン」として政府は観光業界や宿泊業界、外食業界を支援したくてしょうがないようにも見えます。
旅行業協会のトップに政治家の名前が挙がっていることからも、私は何かしらの忖度が絡んでいるようにしか思えないんですよね。
宿泊業です、6月の県のおもてなし推進事業補助金1000万の時も旅館とホテルが対象で、 私たち簡易宿泊所や民泊等は適用外でした。商工会議所の人に聞くと、旅館業界のトップが決めるそう。全国旅行業協会トップはN幹事長。#GoToキャンペーンを中止してください
— kaori t (@kaorit31945071) July 16, 2020
利権、忖度、中抜き、GoToコロナ拡散キャンペーンへようこそ。全国旅行業協会の会長見てみ。これが全て。国民を恐怖に陥れようとも自分の懐は守る。終わってるわ。
#GoToキャンペーンを中止してください pic.twitter.com/owTcgCYQLX
— 嵐のまえ嵐のあと (@bARASHIaARASHI) July 16, 2020
確かに今の観光業は新型コロナウイルスの影響で倒産が相次いでいます。多少の感染者増になってでもカンフル剤を打たないとヤバい状況でしょう。
でも、新型コロナ第2波が来ているようなこの状況でやる政策じゃないでしょう。
だれかが「全国コロナ拡散推進キャンペーン」と「GoToトラベルキャンペーン」を揶揄してしましたが、まさにその通り。
政府は観光業界が破綻し失業者が急増するから、コロナ感染者が増えてでも経済を回そうとしているように感じます。
経済1番で国民の命は2番という位置づけになっていませんか?
経済優先という考え方だから強引に推し進めているイメージです。
2020年7月現在、東京都では200人以上の陽性患者が出続けています。
この状況で東京から地方、また地方から東京へ人が移動したら、どうなるか…小学生でもだいたい予想できるのではないでしょうか。
新型コロナが収束していないにもかかわらず、予算ありきで忖度利権優先で決めてしまった失敗政策ではないでしょうか。
「GoToトラベルキャンペーン」の仕組み
ところでGoToキャンペーンで何がお得かわかりますか?
ちょっと「GoToトラベルキャンペーン」って仕組みがややこしいです。
一回読んでもよくわからない仕組みです。
簡単に説明すると旅行会社と宿泊会社が提案したプランで予約したら、旅行予算の50%割引しますよ!ってことです。
しかもこれも私たちが支払った税金が旅行会社や旅館側に支払われます。
直前になっての変更で、東京発着でのプランでの割引はなくなりました。
GoToキャンペーンは失敗では?
私はまじめに今この時期にGoToキャンペーンなんてやっている場合じゃないと思います。
隠れコロナ陽性者が移動して地方にウイルスを巻き散らすことになるのではないか?
街やネットでの投稿を見ても批判意見が圧倒的に多いですよね。
東京対象外ではなく全国的に中止して下さい。人口の少ない地方こそ医療崩壊を招きます。経済と人命、どちらを重視するべきかは明確です。#GoToキャンペーンを中止してください
— きょう (@carrot_way) July 16, 2020
コロナの感染流行を受けて、年始より一度も帰っていない。
老親のいる実家に帰りたい!老親にあと何回会えるだろう、と思いながら我慢している。医療機関が潤沢ではない地方都市に、新型コロナを持ち込まないために我慢している。
せめて県をまたぐ #GoToキャンペーンを中止してください
— 由樹 (@frost_columns) July 16, 2020
約7割がGoToキャンペーンの反対意見です。
賛成の人は旅行業界とか少数です。
GoToキャンペーンは失敗か
失敗でしょう。明らかに失敗政策。
というか、また失敗?って感じです。
政府の失敗は今に始まったことではないです。
多大な費用を使っての全世帯への布マスク2枚配布(アベノマスク)から始まり、ズレてる動画公開、検察庁法改正案でちょっとは懲りたのかと思ったら、これですからね…
反省しているというか、やっぱり考え方がちょっと庶民とはずれているのではないでしょうか?または国民よりも身内だけしか見えていないのかもしれません。
第2波に警戒しているので旅行で県外またいで外出する人はキャンペーンに関係なく少ないでしょうし、感染したくない高齢者は余計にGoToキャンペーンを利用するわけなく、大失敗でしょう。
こんなことよりも今はもっと他にお金を使うことがあると思うのですが、あなたはどう思いますか?
政府は経済のことをまず言いますが、それならばまずは第一の目標はコロナ収束ではないでしょうか。それから経済復活。
せっかく緊急事態宣言で国民の忍耐と医療従事者の頑張りで、収束しかけたのに一部の人のレベルの低さ、また目先と忖度の単純な判断でコロナウィルスを再拡散させてしまった。。
やることが中途半端なんです!
台湾を見習いましょう。
しっかりとコロナウイルスを抑え込んで、その結果またいつもの日常を取りもどしていますよね。
まずはコロナウィルスを完全に抑え込んでから、GoToキャンペーンを堂々とやればいいのでは?
まとめ
- GoToキャンペーンで得するのは旅行業界、宿泊業界
- GoToキャンペーンは失敗の可能性大
- 批判意見が7割
東京発着はGoToキャンペーン対象外となっていても、危機感ない一部の人たちは東京脱出して旅行に行くと思います。
こういう人たちがいるから一向に新型コロナウイルスが減らないのかも。。
今、感染者の多い関東、関西、北海道の感染者がゼロになるまで、GoToキャンペーン無期限延期にするべきだと思うのですが、間違っているでしょうか。