いちじくって独特の食感と甘さと酸っぱさが混じっていて、食後のデザートにもぴったりです。
そんないちじくですが、庭があるご家庭だと育てたいと思っている人もいるのではないでしょうか?
しかし、いちじくを育てるとなると害虫やその予防、また摘果収穫時期などが気になりますね。
ここでは、そんないちじくの害虫と予防、摘果収穫時期について解説をしたいと思います。
いちじくの害虫とは?予防方法
いちじくですが、その甘い果実が好きなのは人間だけではありません。
虫も大好物で、いちじくを育てる際には害虫に気をつけなければなりません。
そんないちじくの害虫として多いのは、アブラムシ、アザミウマ、毛虫、カミキリムシです。
特に多いのはカミキリムシで、いちじくを育てていたらカミキリムシに葉っぱや果実を食べられてしまった!なんて声が多いです。
ではそんなカミキリムシをはじめ、害虫の予防方法はどうすればいいのでしょうか?
まず定番なのが、いちじくの木に防虫ネットを張ることです。
四方に支柱を立てて、そこに防虫ネットを立体的に張ることで、いちじくに虫が寄ることをある程度防ぐことができます。
また虫だけではなく、鳥による被害も防げます。
しかし、それだけだと、どうしても隙間から害虫は入ってきてしまいます。
その場合の予防としては農薬を使うことがオススメです。
農薬と言っても家庭用の場合ですと成分の薄いもので十分効果はあります。
またオーガニック成分でできているものもありますので、もし農薬が気になる方はそのような自然由来の成分でできているものを使いましょう。
これらの予防方法を試して大事ないちじくを害虫から守ってくださいね。
イチジクは実がなるまでどれくらいかかる?
ではそんなイチジクですが、実がなるまではどのくらいかかるのでしょうか?
もし苗木からイチジクを育てる場合でしたら、イチジクの実がなるまでにはだいたい2年ほどになります。
イチジクの苗植えの時期としては3月ごろが適切です。
そして最初の一年は収穫を考えずに育てます。
冬の時期はイチジクの木は休眠期になるので、その時に剪定を行うと良いでしょう。
そして、そのまま春を迎えて夏にはイチジクの実がなるようになります。
2年という数字ですが長いと感じるかもしれませんが、じつは果物が取れるようになるまでにはかなり短く、いちじくは初心者におすすめの果物と言えます。
果物によっては実がなるまでに3年から5年かかるものもあり、それに比べたらいちじくは成長が早いです。
もしイチジクを育てられる環境がありましたら、ぜひ育ててみてくださいね。
イチジクの摘果収穫時期は?
ではイチジクの摘果収穫時期はいつなのでしょうか?
結論から言えば、これはイチジクの品種にもよります。
上記で夏にはイチジクが実がなると書きましたが、じつはイチジクの実がなるシーズンは品種によって異なります。
6月から7月にかけて実がなる夏果専用種のものもあれば、9月から10月にかけて実がなる秋果専用種もあります。
これに関しては実がなる時期が変わるというだけで味などには大きな違いはありません。
ですので夏果専用種なら「夏」が、秋果専用種なら「秋」が摘果収穫時期になります。
自分で育てたイチジクは新鮮で売られているものよりも美味しく感じるでしょう。
ぜひ手塩にかけて育てたイチジクを美味しく味わってくださいね。
まとめ
イチジクの害虫としてはカミキリムシが多いです。
ですので、その予防のためにはネットや農薬を使って害虫が寄り付かないようにしましょう。
農薬はオーガニック成分のものもありますので安心して使ってください。
そして摘果収穫時期ですが、イチジクの品種によって違い、夏になるものと秋になるものとがあります。
ぜひイチジクをしっかり育てて美味しく味わえれば最高ですね♪