春が近くなると猫は発情期を迎えます。
夜に外から猫の大きな鳴き声が聞こえてきたりすることがよくありますよね。
そして、これは飼い猫も同じであり、猫が発情期を迎えると特有の行動をすることがあります。
しかしそんな猫の発情期ですが、いつまでも終わらないと困りますよね。
最初に言いますが、発情期を終わらせるには去勢手術するしかないです。
去勢手術すれば発情期は来ません。
また、猫の発情期が終わらないのにはいくつかの原因があることが多いです。
発情期はいつ終わるのか?早く終わらせる方法について解説をしてきたいと思います。
猫の発情期が終わらないのは病気?
猫の発情期ですが終わらない場合、病気の可能性があるのでしょうか?
結論から言えば、病気の可能性があります。
発情期は基本的にはメスの猫が迎えます。
この発情期は猫が子孫を残すための本能であり、この期間は鳴き声が大きくなったり、普段以上に甘えたり、トイレ以外で粗相をすることもあります。
これらはオス猫を引き寄せるためには仕方がないのですが、いつまでたっても終わらないというのは困りますよね。
猫の発情期が終わらない場合ですが、猫の卵巣に何かしらの病気が見られることが多いです。
猫の卵巣が腫瘍化してしまった場合、ホルモン異常によって常に卵巣からホルモンが分泌されてしまいます。
猫の卵巣の病気は見つかりづらく、発情期が終わらないことで検査してわかったり、卵巣摘出手術を行った際に偶然わかることも多いです。
猫に何か異変があるようでしたら、まずは獣医さんに相談をするようにしてくださいね。
猫の発情期はいつ終わるのか?
猫の発情期ですが、期間としては1月〜8月の間でだいたい2回ぐらい発情期を迎えることが多いです。
そして猫の発情期の期間はだいたい1週間から2週間ほどです。
その発情期が上記の期間で迎えますが、猫の発情期は日照期間にも関係すると言われており、日が長くなった春に発情期を迎えることが多いです。
ただこれらは猫の個体差や品種にもよるので一概には言えません。
猫の場合は生後8ヶ月ごろから生殖可能となり、発情期を迎えるようになります。
遅い猫の場合は10ヶ月ごろになることもありますが、だいたいはそれぐらいですね。
そして上記のサイクルで猫は発情期を迎えるのですが、猫は何歳まででも生殖が可能とされているので、基本的に年齢によって発情期が終わることはありません。
猫の場合、子孫を残すという本能が人間よりも強いのかもしれませんね。
猫の発情期を早く終わらせる方法はあるのか?
猫ですが発情期を早く終わらせる方法は去勢手術です。
猫の発情期を早く終わらせるというより、猫に発情期を迎えさせなくするためには避妊手術をするのが一番確実です。
メス猫の場合は子宮卵巣を摘出し、オス猫の場合は精巣を取り除きます。
避妊手術に対して抵抗を覚える方もいるかもしれませんが、繁殖目的でなくペットとして猫を買う場合には、避妊手術をしたほうが望まない妊娠を防ぐことにもなるのでおすすめ。
また、ホルモンバランスが崩れにくくなり、病気の予防にも効果的です。
避妊去勢手術はペットとして動物を飼う際の飼い主の義務とも言えるので、しっかり行うようにしましょう。
ただ場合によっては手術ができなかったり、手術後にも発情期を迎えてしまう猫がいます。
その場合は昼間に存分に遊んであげたり、運動をしてあげることによって発情期を抑えることもできますので試してみてください。
あとはたっぷり抱っこしてあげるのも効果があるといわれています。
安心感を与えることによって鳴く回数が減るようです。
これは人間の赤ちゃんと同じなんですね。
抱くのは一番簡単ですぐに実践できることなので、試しに発情を始めたら一生懸命抱っこしてみてください。
これで発情期を抑えられるのならばお得なことです。
しっかり猫のことを考えた上で飼い主としての役目を果たすようにしましょう。
まとめ
猫の発情期ですが終わらない場合、それは卵巣の病気の可能性があります。
猫の場合、本来でしたら1月から8月の間に1週間から2週間程度で発情期は終わりますので、もし異変に感じたらしっかり獣医さんに診てもらいましょう。
猫の発情期を終わらせる場合には避妊去勢手術をするのが一番確実です。
猫のことを考えた上で責任を持って猫を飼うようにしてくださいね。