今でも名作と名高い漫画といえば、モンスター(MONSTER)ですよね。
YAWARAや20世紀少年などで知られる漫画家、浦沢直樹氏が描くミステリーであり、今でもファンが多い作品となっています。
この漫画モンスターですが、謎の多いラストとしても有名ですよね。
また、モンスターには漫画の続編はあるのか調べている人もいるようですが、残念ながらモンスターに漫画の続編はありません。
漫画の続編はないけど、小説版として続編に似たような形態で、じつは世に出ているんですよ。
この記事では続編についてとか、ヨハンの最終的な目的、謎多きラストについて深堀しています。
ちなみにストーリーの復習をしようと思って、漫画アプリでモンスターの試し読みしようと思いましたが、どこのサービスにも浦沢直樹先生のモンスターはないですね。
コミックシーモアにはあるのかと思ったけどなかったです。
アマゾンでは全巻安く手に入るのでおすすめです。
モンスター(MONSTER)漫画の続編あるの?
冒頭でも話しましたが、モンスターの漫画の続編はありません。
ただ、モンスターには小説形式の続編は発売されています。
題名は「もうひとつのMONSTER」です。
タイトルがもうゾクゾクしますね(*´з`)
まだ読んでいないのならば、読んでみる価値ありです。
伏線の多いモンスターの内容が理解できるシーンが出てきますよ。
モンスターは1994年から2001年にビッグコミックオリジナルで連載されていた、浦沢直樹氏が原作のミステリーサスペンス漫画です。
天才外科医テンマを軸に殺人事件や犯人であるヨハンの謎に迫っていきます。
浦沢直樹氏らしい目まぐるしく張られた伏線や緻密なストーリーは高く評価され、累計2000万部を超える大人気漫画です。
物語としてはすでに完結をしているのですが、今でも続編の声が多く望まれる漫画ですね。
そんなモンスターですが、漫画の続編はありませんが小説の続編はあります。
これは2002年に発売をされた「もうひとつのモンスター」です。
こちらはヴェルナー・ヴェーバーという架空のジャーナリストが、ヨハンが起こした事件の真相に迫っていくというノンフィクション風の小説です。
現場の資料であったり、独白など漫画とは一味違った演出が多く見られ、モンスターファンにはぜひ持っておきたい続編となっています。
気になる方はぜひ購入を検討してみてくださいね。
モンスターのキャラクター・ヨハンの本当の目的とは…
漫画モンスターの中では様々な事件が起こります。
その首謀者として動くのがヨハンというキャラクターなのですが、ヨハンの目的はいったい何なのでしょうか?
結論から言えば、いろいろ考察してみましたが最後までわかりません。
(もしかして作者の浦沢直樹さんもわからないのかもしれません)
モンスターの中での最重要人物であるヨハンは強烈なカリスマ性を持った人物です。ヨハンに心酔したものはヨハンに従い、数々の殺人事件を起こしていくのですが、物語中で最後までヨハンの目的は明かされていきません。
ただこの目的の見えなさがヨハンの底知れぬ魅力や恐怖につながるのではないでしょうか?
人は未知のものに強く恐怖を受けると言われています。
作者の浦沢直樹氏はヨハンという人物像の目的をあえて描かないことによって、この未知の恐怖を演出していると考えられます。
モンスターの漫画のラストの意味
ちょっとネタバレも入るので、まだ読んでいない人は飛ばしてくださいね( 一一)
モンスターのラストは重傷を負ったヨハンとその主治医であるテンマとの会話。
そして最後はカラになったヨハンのベッドで終わります。
このラストの意味はいったい何なのでしょうか?
こちらも真相はわかりません。
- ヨハンは新たな策略を胸に病院を逃げ出したのかもしれない
- 絶望をして飛び降り自殺を図ったのかもしれない
- 最初から全てがテンマの空想だったのかもしれない
様々な結末が予想をされていますが、全ては読者に委ねられています。
ただ多くの解釈として挙げられているのが、ヨハンは母の元に行ったのではないかとという解釈です。
ヨハンの人生の中で母というのは大きなキーポイントとなっています。
母親への憎悪から愛へと変わる過程も細やかに描かれており、人生の終着点としてヨハンは母を選んだのではないかということです。
サイコパスのようなヨハンが急に回心改めるというのも、納得がいかないですし、本当に最終回のあのカラのベッドの意味は何だったのか??
読み方次第でたくさんの解釈ができるので、もう一度モンスターを全巻読んでみて自分なりのラストを確信するのもいいかもしれません。
まとめ
漫画の続編はありませんが、モンスターの続編としては小説で「もうひとつのモンスター」が発売されています。
モンスターは綿密なストーリーと演出で今も名作と名高い漫画です。
最終回ラストもさまざまな解釈ができるので、久しぶりに読んでみるとまた違ったラストも想像できるかもしれませんよ。