一人暮らしすると初めて聞く言葉がいろいろ出てきます。
例えば、アパートの「管理費」や「共益費」。
「これって何なの?」
そう思ったことないですか?
初めて賃貸アパート契約するときは家賃のほかにこの管理費や共益費がどのくらいなのかちゃんと確かめておきましょう。
家賃ばかりに目が行って管理費ってあまり気にしませんよね?
結構小さく管理費の金額って書いてますしね(=_=)
あとから「管理費高いわ!!!」と思っても後の祭りですからね。
今回はアパートの管理費共益費についてのまとめです。
アパートの管理費共益費とはなに?
30年くらい前まではアパートを借りても管理費や共益費って項目はなかったです。
ここ20年くらい前から管理費を徴収するアパートやマンションが増えてきました。
増えてきたというか、もう当たり前に徴収されるようになりましたよね((+_+))
さて、この管理費や共益費とは何を意味しているのでしょうか?
主なものとして、アパートの共有部分の階段や廊下の電灯の電気代、上下水道の清掃代、水道代、敷地内の掃除、自転車置き場の管理などが管理費や共益費になります。
ちょっとおしゃれなアパートだと樹木や花が綺麗に飾られたり、ヨーロッパ風の街灯、ベンチを装備した外構があったりします。
その外構の掃除や街灯の電気代も含まれてきます。
マンションだと入り口部分のエントランス、エレベーター、屋上、給水設備、管理人常駐など管理費や共益費は高くなります。
エントランスなんて一日中電気が点いていたりしますからね。
電気代もばかになりませんよ。
要は自分の住んでいる部屋以外の共有している部分の電気代、清掃、管理、設備の維持費用として、管理費や共益費と呼ばれているんです。
アパートの管理費共益費は毎月払うものなの?
管理費や共益費は家賃にプラスして毎月払います。
家賃が5万円で管理費が3,000円であれば、毎月53,000円払うことになります。
契約のときだけ払うのではなく、毎月家賃と一緒に払うものです。
(ここ勘違いしやすいので覚えましょう)
だから初めて一人暮らしを始める人は家賃ばかり見ないで、ちゃんと管理費どのくらいなのかも確認する必要があります。
あなたの給料から毎月払う費用になるので大きいですよ。
家賃上限6万円の物件を探しているのなら、管理費や共益費も含めて計算することです。
管理人が一階に常駐管理しているマンションであれば、しっかり毎日管理されているので管理費を払うのも当たり前という気持ちが芽生えます。
でもアパートだと、「管理人もいないのに管理費払うの?管理してないじゃん」と思う人もいるはず。
この辺が賃貸不動産のマジックですよね(=_=)
経験上、アパートで家賃7万円であれば管理費共益費が3,000円というのが平均相場です。
ちゃんと毎月払っているのだから、共益部分の階段や廊下の電気が点かなくなっていたら、堂々と管理人さんに修理してほしいということができます。
「なんか悪いから…」なんて思わなくていいです。
ちゃんと毎月払っているのだから指摘していいです。
指摘しないと管理人さんがいないアパートだと放置されることも多いです。
アパートの管理費が高いと思うのですがなぜ?
見た目がおしゃれで住みたいなぁ~と思うようなアパートは管理費が高いですよ。
部屋に入るまでにレンガ張りのエントランス外構に樹木。
自転車置き場も屋根がついて電灯もついているようなアパートは管理費も高いでしょう。
その分電気代や清掃代、管理も行き届いているのならしょうがないです。
エレベーターやオートロック設備のあるマンションなら管理費はもっと高いですからね。エントランスの電気はずっと点灯しているし、防犯上は良いと思います。
マンションだと規模が大きいので浄化槽設備も点検整備でお金がかかっていますからね。
管理費が高いなぁと思うかもしれませんが、高い分それなりに立派な設備になっているということです。
共益部分が部屋の前の廊下のみというアパートだと共益費なしのところがほとんどだし、実物のアパートを見る前に管理費がどのくらいなのかをチェックすると、大体アパートの全体像が浮かびます。
まとめてみると…
- 主に廊下や階段の電気代を管理費や共益費という
- 管理費共益費は家賃にプラスして毎月払う
- 管理費が高いのには訳がある
管理費や共益費が0の物件は築年数が古いアパートか、部屋の前の廊下に電灯もない暗いアパートだと思っていいです。
今の時代ほとんどの賃貸アパートでは管理費共益費は取られます。
初めて一人暮らしする場合は、家賃と管理費をチェックすること。
女性ならば管理費がないアパートは防犯上おすすめじゃないです。
あと管理費のほかに地域によっては地区の町会費を払わなければならないところもあります。
これはゴミ集積所の管理費用みたいなものなので、アパート敷地内にごみ集積所がある場合は町会費って請求されないでしょう。
あとは敷金礼金のことも覚えておいたほうがいいですよね。
敷金礼金が0円だからといってすぐに飛びついて契約するのも注意です。
なんで敷金礼金が0円なのか…
この辺もちょっと気にしたほうがいいかもしれませんよ?
敷金礼金については別記事にまとめているので、ついでに目を通しておくとより賃貸契約がわかってきます。