この記事は約 6 分で読めます

敷金礼金なしはいわくつき?アパート下見チェックの注意点と持ち物

 

賃貸アパートを借りる時に気になるのが敷金礼金の有無ですよね。

敷金礼金を何か月払うのかで初期費用が全然違ってきますからね(+_+)

敷金礼金はかなり大きいですよね?

ネットでもアパートを検索すると「敷金礼金なし」という物件も多いです。
なかには「トリプルゼロ」といって敷金礼金前家賃なし鍵交換費用なしの物件もあります。これはめっちゃ入居の壁が低いですよね。

 

でも敷金礼金なしってヤバイ感じもして怖いというのも事実。
じつは敷金礼金なしにする理由があるんです。

スポンサーリンク

もくじ

閉じる

敷金礼金なしの賃貸アパートはいわくつき?事故物件の可能性は?

僕の知り合いに不動産屋さん勤務の営業マンがいるので賃貸情報は飲んだ時もよく話題に挙がります。敷金礼金なしの物件も確かにあるといってました。

時期的には入居閑散期(かんさんき)となる3月4月9月10月以外の月に多いです。

 

3月4月の春には黙っていても入居者の応募があるので、わざわざ敷金礼金なしのサービスをしなくても満室になります。敷金礼金なしを謳うときは空室を早く埋めたいときです。

 

家主にとって空室って本当に嫌なものです。
敷金礼金なしにしてでも早く入居してももらって家賃収入を得たいのです。

自分が大家さんの立場だったら実感できますよね?

 

じつは現在の日本の賃貸事情って右肩下がりでさらにこの傾向が強くなるだろうといわれています。アパートやマンションの賃貸物件の2割以上が空室の現状です。

 

少子化で20年後には定員割れの大学が8割になると予想されているほどですからね。

 

となると、敷金礼金なしにしてでも入居してもらいたいと思うのは当たり前です。
正直、礼金ありの物件は敬遠されつつあるでしょうね。

 

30年くらい前のバブル期には家主の方が入居者を選ぶ立場だったのが、今は入居者が物件を選ぶ立場です。

初期費用が多くかかる物件より敷金礼金無し物件の方が人気なのはわかるような気がします。

心配な若者
心配な若者

あまりにも安い物件は事件現場のいわくつきとか霊が出るとか怪しいと思うのですが…

僕

これだけ敷金礼金なし物件が多いので、それは考え過ぎではないでしょうか?

 

いわくつきのアパートならば、敷金礼金なしにしないで家賃が周りの物件より極端に安くします。なので家賃が極端に安い物件はいわくつきだと考えていいです。

 

それでも心配であればアパートを下見するといいです。

 

アパートの中を下見するときの注意点

事件や事故物件や心霊現象、危険な人が周りに住んでいるなどいわくつき物件かどうかは、下見すれば簡単にわかりますよ。

アパートを下見することを「見学」「内見(ないけん)」「内覧(ないらん)」「現地確認」と不動産屋さんと地域によって言い方が違いますが、中身は同じです。
関東では内見、関西では内覧を使うことが多いです。

 

遠い地方から首都圏に引っ越すときに遠いという理由で下見しないで契約する人もいますが、できれば下見はしておきたいですよね。

掲載されている写真と実際の外観や室内が全然違うこともあります。

 

「こんな部屋だと思わなかった…」と思ってももう契約しているので後の祭りです(=_=)

敷金礼金なしの物件はほとんど最低でも12か月解約できない条件が付くことが多いです。1年以内に退去する場合には違約金を請求されるパターンです。契約するときにちゃんと違約金のことを確認しましょう。

 

いわくつきの物件はアパートの外観も怪しいし、玄関を開けたときの室内のイメージ、近所の雰囲気、住人となんとなく察しますよ。

あとはそのアパートの空室具合も気になるところです。
隣の部屋が空いていたり、不自然な点が多いのも特徴です。
いわくつきの部屋の近くにはだれも住みたくないですからね((+_+))

 

で、アパートを下見するときの注意点ですが、できれば日中と夕方の状況も知りたいですよね。日中は周りも留守にしている可能性が高いので騒音チェックもできません。
賃貸アパートで一番注意したいポイントが騒音ですからね。

 

僕も安いアパートに東京にいるときに住んだことがありますが、隣から宗教なのか一日中お経が聞こえてきました。深夜にでもです((+_+))
だから寝るときには耳栓が必要でしたし、線香?お香?みたいな匂いも具合が悪くなるほどするので1年我慢して引越ししましたよ。

 

  • アパートの外観と近所の様子

アパートに洗濯物がちゃんと干してあるのか、近所に怪しい家がないのかチェック。
もし、近所の人がいたらアパートの住み心地を聞いてみると良いでしょう。

 

  • 玄関を開けたときの室内の雰囲気

いわくつきの部屋は一種異様な雰囲気があります。

霊感が強くなくてもなんとなくわかると思います。
「うわ!この部屋無理」って感じたら、たぶんその部屋には住めないでしょう。

 

  • 玄関や窓、押し入れ、クローゼットの段差

いわくつき物件はムリなリフォームをしていることが多いです。
床を張りなおさないとだめな問題、壁をずらさないとだめな問題、押し入れのふすまの形が変とか小さすぎるとか。

 

お風呂やトイレの段差も怪しいです。普通は建てた時点では段差のないフラットな床のはずなのに、段差が付いているって何かを隠す、処理した跡です。

 

  • 共益スペースの汚れやポストの様子

共益スペースの廊下にごみが散乱していたり、ガムがこびりついていたり、郵便ポストに郵便物があふれているようなアパートは空室が多いか、住んでいる住人の質が悪いです。

 

  • 水道やお風呂、洗面所の水の流れ

排水の吸い込みが悪いとか、ちょっと怪しいですよ。
なかなか水が流れていかないとか、排水溝から変なにおいがするとかも大事です。

 

  • 壁紙の違和感

急いで切って貼り付けたようなずさんな壁紙も怪しいです。
壁のシミ、押し入れのカビも注意すること。

 

  • 駐車場や自転車置き場の様子

駐車場に変なやばい車が止まっていないか、自転車は整然と停められているか見ましょう。

そして、一人だけじゃなく親や友達にも一緒に下見に付き合ってもらうこと。
一人だと見落としがちな箇所も冷静に判断して意見を述べてくれますよ。


スポンサーリンク

アパートの下見での最低限の持ち物とは?

下見のときの持ち物としてはこれだけは持って行った方がいいというものを書きました。

 

  • 巻き尺(メジャー)

できれば5メートル測定できるメジャー
カーテンを付ける場合に窓の測定はちゃんと測った方がいいです。
冷蔵庫の置き場所もザックリ図っておきたいですよね。

 

  • 筆記用具

不動産屋さんが提示した時の間取りを見比べながら、気になるところをチェック。
測定した数値を書き込むためにも筆記用具は持っていきましょう。

 

  • スマホ

何枚もスマホで写真を撮った方がいいです。
あとから雰囲気を見るために写真に収めて判断材料にしましょう。
お風呂とかトイレも写真があるとあとから思い出すことが簡単です。

 

  • お金

アパートを下見して気に入った場合には、手付金や仮申し込みをするかもしれません。
賃貸契約って「気になったのでちょっと保留」とかできません。

人気物件はすぐに埋まってしまうので、本当に借りたい部屋が出た場合のことも考えて
ある程度のお金(3万円とか家賃一か月分)とハンコは持って行った方がいいです。

手付金や仮申し込みして、キャンセルしたときに返金してもらえるのか確認すること。
念のために手付金の領収書や預かり証も発行してもらいましょう。
何かあった時のための証明になります。

 

領収証を渋るような不動産屋さんは、いくら住んでみたいような物件でも後々トラブルになる原因になるのでやめた方がいいです。

 

まとめてみると…

  • 敷金礼金なしには理由がある
  • アパートを下見するのは大事
  • 下見するときに手ぶらでは行かない

 

普通の人なら敷金礼金なしだといわくつきなのかとひるみますが、実際下見してみないとわかりません。ただ単に空室を埋めたいがための策かもしれませんからね。

 

ちなみに敷金礼金なしの物件は、入居するときにそれなりに保証会社等の審査に通った人じゃないと借りられません。一般的な社会的信用を得た人じゃないと入居できません。

 

かといって、社会常識がある良い人とは限りませんが…

 

参考になれば幸いですm(__)m

スポンサーリンク