新社会人となると実家を離れて都会で一人暮らしを始める人も多いでしょう。
入社する会社が大きくて社内寮や社宅を用意してくれるのなら、住居費も安く済みますがそうでない場合はアパートなどを借りないとだめですよね。
会社で住宅手当を少しでも負担してくれる場合もありますが、それでも新社会人、社会人一年目にはきついものがあります。
アパートを借りるにも敷金礼金や冷蔵庫などの家電など初期費用が大きくかかりますからね((+_+))
初めての一人暮らしで不安になりますが、一つ一つ悩みを解決していくことで心に余裕ができてきますよ。
今回は家賃の相場や貯金について考えてみましょう。
新社会人一年目の一人暮らしは生活がきつい!
僕も経験ありますが、新社会人で初めての一人暮らしって想像しているよりお金が必要になります。
学生の時の発想がどれだけ子供なんだって実感するときですよね(-.-)
まず一人暮らししてアパートを借りるのに敷金礼金という不動産屋さん特有の優位なシステムがあることに驚きますし、一人暮らしするにあたっての貯金額が全然足りなかったというやりきれなさに愕然とします(=_=)
アパートに入居するまでの初期費用も掛かりますが、社会人であれば初任給がもらえるまでの空白の一か月間の生活が本当にきついですよ。。
これは本当に体験しないとわからないことですが、マジにきつい生活になります。
前もってたっぷり貯金して余裕をもって一人暮らしすれば大丈夫ですけど、まさかそんなに出費が増えるとは学生のときには想像できませんからね。
社会人になれば、すぐに給料が支給されて銀行口座に振込されると単純に思ってしまうものです(僕だけ?)
一人暮らしするために初期費用として50万円貯金していたとしても、正直足りないです…
80万円くらい貯金額がないと生活きついですね。
新社会人としての厳しさをまざまざと思い知らされるのが、初めての一人暮らししてからの一か月間です。
5月に入ってからのGWなんてお金がなくて外出できなくて、家でずっとカップラーメンをすすっていたのが僕です。
見栄を張って家賃が高い物件を選んだのが失敗の元でした。。。
新社会人一人暮らしの家賃はこう選ぶべき!
まずアパートの選び方ですが、多少駅から遠くても給料に見合った家賃の物件を選ぶことですね。
家賃は固定費です。確実に毎月払わないとダメな出費です。
この固定費を安く抑えることができれば、新社会人でも生活がきついとは感じないでしょう。
「固定費を抑える」・・・家賃は給料の三分の一を目安に考える。
給料と書くとややこしいので、給料じゃなく手取りと考えます。
一般的なサラリーマンで総支給額の約75~80%ほどが手取りとなります。
- 初任給から引かれる税金
厚生年金、健康保険、雇用保険、住民税、所得税
例)総支給額21万円であれば税金などを引かれて手取りは17万円
この手取り給料の三分の一以内の家賃に選ぶ必要があります。
この固定費の住宅費は本当に大事です。だって毎月必ず引かれるわけですからね。
なので例のように手取りが17万円であれば、高くても家賃6万円以内の物件を選ぶ必要があります。
この家賃は給料に見合った選び方をしないと、後々の生活費を切り詰めないとダメになってきついですよ((+_+))
女性の場合はセキュリティーの面から、オートロックのマンションなど選びたくなるでしょうが、ロートロックのマンションなんて東京都内だったら家賃8万円とか9万円になりますからね。
そうなると生活はかなり節約ばかりのきついものになります。
だったら、東京都内じゃなく通勤時間がかかるけど神奈川県や千葉、23区外の選択肢になります。
また今はやりのシェアハウスという手もありますね。
シェアハウスに抵抗がないのであれば、家賃も安く済むし良いかもしれませんが、地方にはそこまで浸透してないですからね。
新社会人で一人暮らしで貯金することは可能なのか?
先ほどの例で給与総支給額21万円で税金を引かれて、手取り額17万円と言いました。
一人暮らしとなるとまだまだ毎月引かれるものがあるんですよ。
光熱費(水道・ガス・電気)15,000円食費 20,000円
携帯代 7,000円
生活消耗品 5,000円
合計 47,000円
さらに風邪をひいて病院に行けば医療費、服を買えば洋服代もかかる。
初めて一人暮らしすると、いろいろと必要なものが出てきます。
これら生活費を手取り17万円から引くと本当の手取り額は9万円でしょう。
本当の手取り額とは本当に自由に使えるお金という意味です。
本当はさらに医療保険や生命保険もかけたい気分ですが、社会人一年目であればまだ入らなくてもいいでしょう。
入院するような大きな病気にもかからないでしょうからね。
なので例でみると9万円が本当の手取り額。
僕が自分の娘におすすめしているのが、この本当の手取り額の20%(2割)を毎月信用金庫に貯金することです。
なんで信用金庫に口座を作って貯金していた方がいいのかというと、信用金庫って個人に甘いというか優しいです。
もしあなたが今後大きなお金が必要になってローンを組まないとダメになった時に、信用金庫に口座があって毎月貯金してる実績があるなら、すでに信用を売っているのでローン審査も優位に動きます。
大手の銀行は大会社を相手にしているので個人には正直冷たいです。
ローンを組もうとしても相手にしてもらえない可能性もあります。
地方銀行も同じです。
ここはやっぱり信用金庫だと思っています。
「菅井敏之さん」の本にもこの辺のことが詳しく書かれているので暇なときに読んでおくと勉強になりますよ。
さて、話を戻しますね。
給料の手取りが9万円の2割だから18,000円四捨五入して2万円を毎月貯金すること。
残りの7万円は自由に使えるお金です。
このように本当の手取り額の20%を給料をもらったら、先に貯金しておくことが大事です。これを「先取り貯金」といいます。
お金が残ったら貯金するってスタンスだと絶対にお金なんか貯まりませんよ?
最初に貯金分を引き出して貯めておくことです。
この考え方だと社会人一年目でも確実に貯金できます。
そして1年すると意外にも貯金額が増えていることにびっくりするはずです。
外食や飲みに行ったりすれば、食費はさらにかかります。
新社会人だと結婚式お呼ばれされたり、飲み会に誘われるケースも多いです。
結婚式招待されたりすると友達だと3万円はご祝儀として包まないとだめですよ?
ジューンブライドの6月に3人にお呼ばれされたら、ある程度貯金がないとご祝儀だけでカツカツ状態になりますよ。
仲の良い高校の同級生の結婚式にお呼ばれされたのに、お金がないので欠席するのは後悔すると思いますよ。
まとめてみると…
- 一人暮らしする前にある程度貯金しておくこと
- 家賃は手取りの三分の一以内
- 手取りの20%を毎月貯金する
新社会人の一人暮らしは何も対策を考えないときついです。
前もって知識を得ておくと、いろいろ選択肢も増えて心に余裕が出てくると思います。
意識しておきたいのは「常に現金で20万円用意できるようにしておくこと」です。
現金で20万円あれば最低でも一か月は暮らすことができます。
東日本大震災のように災害があった場合、仕事は休み、給料支給されない、電気付かない、水でない、現金がないと食料が買えない…なんて最悪な状況になっても何とか対応できるはずです。
今の日本、どこで災害があるかなんて予測できませんよ。
若くても節約していくらでも貯金しておく思考が大事です。
下には関連記事として独り暮らしするときに最低限必要なものをまとめてみましたので、あとでチェックしてみてください。
意外に忘れているものもあるかもしれません。