お月見みといえば十五夜を思いつく人が多いと思いますが、じつは十五夜の一ヶ月後には十三夜があって、両方お月見をすると良いとされています。
なかなか両方お月見する人少ないかもしれませんが…(*´з`)
また、十三夜と十五夜で団子の並べ方や数は違うのでしょうか?
ここでは十三夜と十五夜の団子の並べ方や数についてか解説をしたいと思います。
十三夜のときの団子の並べ方
十三夜ですが、団子の並べ方は十五夜とは違うのでしょうか?
結論から言えば、十五夜とは並べ方が違います。
十三夜の場合、その名前の通り、13個のお団子を並べてお月見をします。
その並べ方ですが、1段目に3×3で9個のお団子を並べます。
そして、2段目に2×2で4個のお団子を並べます。
これで計13個の十三夜の団子の並べ方は完成です。
ピラミッド型ではないので、ちょっと形が悪いかもしれませんが、13個だから仕方がありません。
古来により、日本人は月を神聖なものと考えていました。
そして、月には神様が住んでいて、その神様にお団子を気が付いてもらい、ご利益をもらうために、お月見の際にはお団子を高く並べるようになりました。
十三夜でお月見をする際には団子を13個使って、しっかり作法に則って並べてご利益をもらうようにしてくださいね。
また、お月見の由来など子供にもわかるように説明するコツを別記事にまとめているので時間があるときに読んでみてください。
→お月見を子供に伝えるには!由来やいつなのか子供向けに話す方法(リンク)
十五夜のときの団子の並べ方
では続いて十五夜の場合です。
十五夜の場合は上記の流れの通り、15個の団子を並べます。
その並べ方としては、1段目に3×3の9個のお団子を並べます。
次に2段目に2×2の4個のお団子を並べます。
ここまでは十三夜と同じですね。
そして最後に3段目に2個のお団子を並べます。
つまり十三夜の団子の並べ方に上に2つ団子を乗せるだけです。
こちらの方がピラミッドの形に近くて形は綺麗ですね。
お月見の際にお団子を並べる理由ですが、それはそのまんまお団子は月に似ているからです。
月に似ているお団子を食べることによって、神聖な月を体内に取り入れて健康になるという願いが込められています。
十三夜に比べると十五夜の方が有名ですので、この時期になるとお団子もスーパーに並びます。
ただお団子をスーパーで買うのもいいですが、せっかくですから、お子様がいる場合はお子様と一緒にお団子を作るのも楽しいでしょう。
お団子作り自体は簡単にできます。
作り方は動画のほうがわかりやすいと思います。
お月見の由来なども教えながら、お子様と一緒にお団子作りからお月見を楽しめたらいいですね。
葬式での曹洞宗の場合の団子の数は意外に少ない?
またお団子といえばお月見ですが、じつはそれ以外にも団子が大事な役割を果たす場合があります。
それはお葬式です。
葬式の際には故人の遺体の枕元に食事を備える「枕膳」があります。
枕膳は故人が亡くなってからの初めてのお供え物になります。
そしてその枕膳の中にはお団子を備える「枕団子」があります。
枕団子の場合はお皿の上に6個のお団子と決まっていますが、並べ方自体は決められていません。
枕膳はその他にも水やご飯をなどを並べます。これらの並べ方は決められており、左から花、ご飯、水、ろうそくと並べます。
そしてその手前に左から、枕団子、線香、香炉、鈴の順で並べます。
ちなみにこの枕膳の並べ方は宗派によって違います。
例えば浄土真宗の場合は、ご飯、水、団子など食べるものをお供えしません。
これらはなかなか覚えられないし、わからないことも多いと思いますが、お葬式の際には葬儀屋さんが準備をしてくれるので安心をしてください。
団子といえばお月見ですが、意外なところでもお団子は使われるのですね。
まとめ
十五夜と十三夜の際のお団子の数や並べ方について理解できたと思います。
十五夜はその名の通り15個のお団子を並べます。
そして十三夜は13個のお団子を並べます。
また曹洞宗の場合は、お葬式の際に枕膳として6個のお団子を並べます。
このように日本の行事の際にはお団子を使う機会が意外と多いです。
ぜひ、お月見の際にはお団子を食べて楽しいお月見にしてくださいね。