今リニアモーターカーの着工を巡って、様々な問題が起きていますよね。
私は静岡県出身在住ですが、このような形で静岡県がニュースになるのは少し複雑な感じがします。
ただ、そもそもリニアモーターカーは日本に必要性はあるのでしょうか?
またリニアモーターカーのメリットデメリットはなんなのでしょうか?
それらをしっかり分かった上でいろいろと考えてもらいたいです。
ここではリニアモーターカーの必要性やメリットデメリットについて解説をしていきたいと思います。
リニアモーターカーは日本に必要性あるか?
あなたはリニアモーターカー、日本に必要性はあると思いますか?
これは個人の捉え方次第だと思いますが、私はそんなに必要な乗り物ではないような気がします。
現在、首都圏から名古屋、大阪まで通る東海道新幹線は開業から50年以上経っています。
そのような新幹線の老朽化や災害時のリスクの分散を考えると、リニアモーターカーは確かに重要なものとも考えられます。
また東京、名古屋、大阪の主要都市を新幹線よりも早い時間で運行するのは、単純に時間的な経済効果のほかにも、最新技術の運用による観光的な経済効果もみこめます。
しかし、リニアモーターカーの実用化するのには時間がかかっており、また新幹線でも今は東京大阪間でも最短2時間半程度です。
そして災害が多い日本でそこまでしてリニアモーターカーを開通させる必要性はあるのか?という疑問も確かにあります。
個人的な考えからしたら、新幹線でも十分早いしリニアモーターカーは別にいらないんじゃない?とも思ってしまっていますが、あなたはどうお考えでしょうか?
続いて、リニアモーターカーのメリット、デメリットを解説していきます。
リニアモーターカーのメリット
ではリニアモーターカーのメリットを紹介していきます。
移動時間の短縮
リニアモーターカーは最高時速505キロとも言われており、ノンストップで東京名古屋でしたらわずか40分ほど着きます。
このような時間的な短縮は経済の活性化にもつながります。
環境に優しい
リニアモーターカーの主な動力は電気と磁石になります。
ですので、二酸化炭素の排出量少なく、東京大阪間で考えると二酸化炭素の排出量は新幹線の1/3になります。
航空機に比べて原油価格燃料に影響されず、安定した供給ができることで計画的な運行が可能になっています。
リニアモーターカーのデメリット
では続いてリニアモーターカーのデメリットについてです。
ホーム移動時間が長い
あまり報道されていませんが、リニアモーターカーは移動時間が短縮されていますが、結果的にみたら実は移動時間がそこまで短縮されていないんじゃないか、とも言われています。
それは、リニアモーターカーのホームは駅の地下深くに作られる予定であり、ホームの移動に15分から20分かかると言われています。
加えて、新幹線は今や10分に1本ほどにペースで運行できますが、リニアモーターカーはできて1時間に数本です。
ホームでの移動時間や待ち時間を考えると、結局新幹線と対して変わらないんじゃないかとも言われています。
リニアモーターカー建設による環境破壊
この問題がリニアモーターカー建設の一番のネックかもしれません。
リニアモーターカーはランニングコストでは確かに環境に優しいです。ですが、結局駅を作って開通させるには山をぶち抜いていくわけですから、環境破壊にもつながります。
実際、静岡県がリニアモーターカーの着工に反対する理由は、リニアモーターカー着工による静岡県の河川である大井川の流量減少問題が解決されていないからです。
山を削ってトンネルを掘って環境破壊し、大井川にもたぶん影響を及ぼすことはまず間違いないでしょう。
そこまでしてリニアモーターカーを開通させていいのでしょうか?
今後日本は人口減少していきます。リニアモーターカーを利用する人ってそんなにいないと思うのですが…
このようにリニアモーターカーにはメリットデメリットありますので、それらをよく考えて解決しなければ、みんなが喜ぶリニアモーターカーとはならないでしょう。
まとめ
リニアモーターカーは確かに未来の技術のようでワクワクはしますが、まだまだ解決すべき問題は多くあります。
いったい日本でリニアモーターカーが開通する日はいつになるのでしょうか?
まだまだ遠い先の話になりそうですねぇ…
ところでこのリニアモーターカーを発明した人って誰だかわかりますか?
これが意外といえば意外な人物なんです↓