今の若い世代(といっても10代ですが)には肌色といっても通じないようです。
クレヨンとか色鉛筆でもすでに定番だった「肌色」というカラーはありません。
はだいろはよく使う色だったんですがね(-_-;)
肌色が言い換えられたのは西暦2000年になってからです。
なぜ言い換えられるようになったのか、いつから?世界的に見てはだいろは英語表記ではどう表現されているのか、気になったので調べてみました。
肌色の言い換えはいつから始まった?
「自然の色としての定義づけではなく、国内で定着した色の呼称」という立場もあるようですが、結局、製造業者の選択により、色鉛筆では2000年、クレヨンとペインティング素材では2007年に「肌色」という色の呼び名を止め、新しい色の名前「うすだいだい」に変更されることとなりました。
肌色の言い換えはなに?
ちょっとピンときませんが、肌色の言い換えはこの3つになります。
- うすだいだい
- ペールオレンジ
- ベージュ
「うすだいだい…」ってちょっとイメージできませんよね?
だけど今の子供はすぐにピンとくるようですよ?
だって覚えたての時から既にクレヨンとか肌色は「うすだいだい色」と統一されているからです。
肌色はなぜ言い換えられるようになったのか?
法務省からのデータによれば、2017年の終わり時点での中から長期的な居住者の数は223万人を超え、特定の永住者は32万人を超え、これらを合わせると、居住する外国人の合計は256万人以上になり、これは過去最高の数値となっています。
また、幼稚園や保育所でも、外国から来た子供たちの数が増加している傾向にあります。
外国の人々だけでなく、日本国内の人々においても、肌の色調は個々に異なっています。
「肌色」の使用を中止した背後には、子供たちが絵を描く時間において、「肌色」と言われるクレヨンなどに対して差別やいじめが発生しないような配慮があったと考えられます。
肌色を英語に言い換えると?
「肌色」を直訳すると、英語では"skin color" となりますが、これは一定の色相を特定することは難しいです。
「誰かの皮膚の色」となるのみで、"skin color" というラベルが特定の色に結びついているわけではありません。
また、現在日本で使われている呼び名、「うすだいだい」や「ペールオレンジ」を英語で"pale orange" と訳すと、確かに一定の色相を想像させることはできるかもしれません。
それにもかかわらず、"pale orange" は単に「薄いオレンジ色」を意味しており、元のオレンジの濃淡によっては、「肌色」として理解するのが難しい場合があります。
また、この色の名前自体には、「人の肌を示す」という意味合いは含まれていないのです。
まとめ
今の時代、肌色って差別用語になってしまうのですね。
難しい世の中になったものですが、確かに周りを見ても日本人だけの時代は終わったのかもしれません。
パット見ても外人さん多いですもんね。
肌の色の表現としてblackやyellowもNGのようです。
blackはもちろん理解していましたが、肌色までもそんなに教育現場ではピリピリしているものだとは知りませんでした。
あなたも子供のクレヨンが近くになったら、肌色の用語がどうなっているのか確認してみるといいでしょう。