目上の人へ年賀状を出すときって、間違って失礼なことを書いてしまわないか緊張してしまいますよね?
年賀状って書き慣れていないとなかなか手が動きませんからね。
目上の人にまさか友達に年賀状を出すように「今年もよろしく~♪」なんて書いたら失礼極まりないです。
特に手書きの添え書き一言なんて迷いますよね?
今回は目上の人へ失礼のないような年賀状の書き方マナーと一言添え書きの参考文例をまとめてみたので参考にしてみてください。
年賀状一言添え書きを目上の人に書いて大丈夫?
うちの会社の部下が急に変なことを言いだしてました。
一言添え書きとかも失礼に値するとか・・・
個人的にお世話になりましたっていう意味で出してもいいのでは?と思うけどね。
年賀状にそんなルールというかマナーなんてありません。
目上の人からの年賀状を待ってから出さないと失礼になるなんて初めて聞きました(-_-;)
地域によって違うのかと思ったけど、そんなことないですね。
お世話になっている目上の方や上司にこそ出すべきだと思います。
言葉に出して言いづらいことや感謝を伝えるいいタイミングです。
目上の人だって年賀状をもらって迷惑だなんて思わないでしょう。
逆にいい後輩だと思うでしょうね。
たぶん、後輩のお母さんは年賀状を出さなくても新年早々出勤すれば上司にも会うわけだし、そん時に面と向かってきっちりとあいさつした方が好印象だという意味で言ったんだだと思いますけどね。
年賀状も目上の人に出してもいいし、一言添え書きも嬉しいですよ。
印刷されたありきたりの社交辞令の言葉より、手書きの一言の方がずっと嬉しいです。
添え書きはどんどんと書いた方がいいです。
年賀状を目上の人に出す場合の最低限マナー
目上の人に出すときの最低限のマナーですか…
う~~ん、例えば、写真プリントとかはどうかと思いますよ?
会社の上司に自分の子供の写真とか…なんでやねんって思う(=゚ω゚)ノ
あとは出だしですかね。
- 賀詞に気を付けろ!
賀詞というのかな。「A HAPPY NEW YEAR」とか目上の人に出す賀詞ではないですよね?
「謹んで初春のお慶びを申し上げます」といった感じのほうがいいでしょう。
- 賀詞は二字じゃなく四字
「賀正」「迎春」じゃなく「謹賀新年」「恭賀新年」の四文字がマナーです。
友達ならいいけど目上の人には軽すぎますからね。
- 「今年」よりも「本年」
他にも「去年」とか「昨年」じゃなく「旧年」としたほうが趣もあっておすすめです。
- 丁寧語を心がける
「よろしくお願いします」よりも「よろしくお願い申し上げます」がしっくりします。
「良い年でありますように」で止めないで、そのあとに「お祈り申し上げます」でしょうね。
- 忌み言葉を使わない
「滅」や「絶」などドキッとするような文字は気を付けた方がいいです。
例えば「今年は絶好調で頑張ります」と「絶」という文字が入りますよね?
意識してないとこういう文字って気付かないで使っていることが多いのですよ。
「滅」も「滅多に会えないですが」と普通に使う言葉にも入っていますからね。
- 色は黒ペン
筆ペンがいいでしょう。
ボールペンより太めの黒ペンです。まさかとは思うけど色ペンは目上の人には失礼です。
赤い文字とか書く人はいないと思うけど、一応書いておきます。
- 句読点は使わない
「、」や「。」は終了という意味もあるので注意。
目上の人だけじゃなく年賀状では句読点はあまり使わないですよね?
これはもともと筆で書いていたので句読点って昔はなかったんです。
その名残で句読点は付けないのが基本です。
年賀状の添え書き文例 目上の人編
目上の人に、こんな感じの添え書き文例ってどうでしょうか?
今年もどうぞよろしくお願いいたします
風邪など引かれませんようご自愛ください
「昨年」を「旧年中」としたほうがいいだろうし、「風邪」の前に「お」を付けた方が厳かになります。
まぁ一言だから、あまり余計なことは書かない方がいいと思います。
まず、最初の賀詞は「謹賀新年」「恭賀新年」で始まってから
・旧年中は大変お世話になりありがとうございました
・旧年中は格別のお引き立てを賜り心より御礼申し上げます
・旧年中は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます
・旧年中は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます
そのあとに相手のお身体を気遣う、健康を気遣う言葉を入れると嬉しいものです。
- 疎遠・ご無沙汰している場合
・ご無沙汰しておりますが、お変わりはありませんか
- 身体・健康を気遣う場合
・寒さ厳しい折 どうぞご自愛ください
・お風邪など召しませぬようどうかお気をつけください
・皆様のご健康とご繁栄を心からお祈り申し上げます
・向寒の折くれぐれもご自愛ください
- ご指導の場合
・これからも変わらぬご指導のほどどうぞよろしくお願いいたします
・今後ともよろしくご指導のほどお願いいたします
・本年も相変わらぬご交誼のほどよろしくお願い申し上げます
・新しい年がすばらしい年でありますよう 心からお祈り申し上げます
・本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
・親身なご指導をいただき、ありがとうございました
これらを組み合わせて失礼のないように一言添え書きを完成させればいいでしょう。
まとめてみると…
- 目上の人にも年賀状を書いていい
失礼な言い回しの年賀状も、あなたがまだ20代だったらギリ許されるかもしれませんが、30代だったら良い印象は持たないでしょう。
年賀状ひとつで印象が変わってしまうのが怖いところですが、目上の人もかわいい後輩から年賀状が来るとそれはそれは嬉しいものですよ。