初めて一人暮らしを始めるときって何もかもわからなくて不安でしょうがなかったです。
ましてや、アパートに入居するのにそんなに費用が掛かるのかと驚いたものです((+_+))
敷金礼金や仲介手数料…
予想していた金額を大幅に超えていく。。。貯金額が大幅減。
子供から大人への第一歩。
独り立ちする時の初期費用は想像しているよりかかりますよ。
実際一人暮らし始めるにあたっていくら必要なのか概算だしてみました。
ではでは行ってみましょう~
一人暮らし始めるには初期費用いくらかかる?
実家を出て、初めて一人暮らし始めるにはそれなりにお金を貯めておかないとだめです。
アパートなりマンションに入居するには最初にドカンとお金が出ていきますよ((+_+))

どのくらい貯金しておけばいいの?
20万円?30万円もあれば余裕でしょう!

いやいや、それではまったく足りません。
例えば、アパートの一か月分の家賃が計算しやすいように5万円だとします。
借りるには敷金2か月分、礼金2か月分、前家賃1か月分、仲介料1か月分。
最低でも家賃の6か月分は最初にかかりますよ。
家賃5万円だと5×6=30万円ですね。
東京でバストイレ付だと最低でも家賃7万円と想定したほうがいいです。
そうなると7×6=42万円です。
そのほかに火災保険料として2万円前後、玄関のかぎ交換料として2万円かかる場合もあります。4月1日からの入居契約だったら引越しするのに3月29日から部屋を借りることになるかもしれません。その時は前家賃として日割り計算されて請求されます。
アパートを借りる時には保証人が必要になりますが、保証人に頼むのがめんどくさい場合は保証料としてプラス料金です。
なので、月5万円のアパートで一人暮らしを始めるのであれば、30万円プラス火災保険料など諸々入れて最低でも35万円必要になりますね。
入居する時点での初期費用がこの金額です(^_^.)
そのほか引越しを業者にお願いするのであれば引越し料金、冷蔵庫などの家電、テーブルなどの家具、洗剤類、食費や光熱費などの生活費も考えなければなりませんよ?
「家具やテレビもいらん!布団だけで食事もカップラーメンだけで過ごす!!」
というのなら、そこまで負担にはならないと思いますが、初期費用で家賃の最低でも6か月分、次の給料や仕送りが来るまでの生活費は確保しておかないと一人暮らしは始められないと思った方がいいですね。
どうでしょうか?想像していたより初期費用ってかさむことがわかりますよね?
夢の一人暮らし始めるのも楽じゃありません。
現実はこんなものです。

敷金礼金0円ってCMで聞いたことありますよ?
そこまで貯金がないのなら、今は一人暮らしするタイミングではないということです。
本当に独立したいのならば、しっかりと貯金することです。
貯金もできないような状況で一人暮らしなんて無理です。
一人暮らしすると食事管理や金銭管理できないとボロボロになりますよ。
敷金礼金0円という会社もありますが、敷金礼金という名目ではなく会員登録料や保証料という名目でやっぱり家賃の数か月分初期費用かかります。
そんなおいしいサービスがあるわけないんです。
一人暮らしでの敷金礼金とは?相場ってどのくらい?
物件によっては敷金なしとか礼金なしという場合もあります。
家賃が相場より安かったりね。
そういう場合はいわくつきの物件だと思った方がいいです。
事件や事故、もしくは自殺、霊が出るなど何かしら問題のある物件は明らかに安いし、敷金礼金なしというのもあります。
家賃を安くしたり敷金礼金なしにしないの借り手が出てこない物件も都会では多いので気を付けた方がいいですね。気を付けた方がいいというか、やめた方がいいです。
で、「敷金礼金」って初めて聞く人もいると思うので簡単に説明しますね。
敷金とは
アパートやマンションなど賃貸物件を家主さんから借りるときに、家主さんに敷金としてお金を預けておく仕組みのことです。

いろいろ疑問があると思いますが、それが日本の賃貸の独自の?不思議なシステムです(-_-;)
簡単にいえば退去するときに不具合があった場合の貯金、積立金みたいなイメージです。
預けているだけなので基本、お金はあなたに戻ってきます。
ただ、家賃滞納していたり部屋を汚く使っていたりした場合に次の入居者のためにルームクリーニングが必要になったりしますよね?その時に預けていた敷金から清掃費用を差し引かれたりします。
たばこを吸う人だと壁紙にヤニがついて色が変わるので、壁紙を張り替える作業料金を敷金からガッツリと引かれたりします。
そのほかフローリングのワックス代やルームクリーニングなどの名目で敷金が丸々戻ってくることはまずないです。家賃の一か月分戻ってくれば万々歳って感じですかね(;'∀')
自分の経験談を少しお話します。
仙台のアパートに一人暮らししたときの話ですが、入居時に敷金一か月分ということでラッキーと思って借りました。
退去時にはルームクリーニング代として敷金は返ってきませんでした。
それで終わりかと思ったら、退去して一か月過ぎたあたりに実家に家主から電話がかかってきて、給湯器が調子悪いので交換が必要でさらに10万円払って下さいと言い出した(-_-メ)
僕は東京方面に引越しして実家にはいなかったので直接電話を受けたわけではないんだけど、うちの父が電話を取って文句を言ったら、あとはそれっきり電話がかかってくることはなかったようです。
退去時にちゃんと確認してこちらは敷金を戻さないことに了承して契約終了したのに、あとからプラス料金を請求しようとしてきたんです。
信じられませんよね?しかも不動産屋さんの仲介を無視して直接実家に電話してくるとかありえませんよね…
このように逆に退去時に「すべてリフォームします」など訳の分からないことを言い出す大家もいるので、敷金が安いとか家賃が極端に安いとか必ずしもおすすめではありませんよ。安い物件というのはそれ相応の事情が必ずあるということです。
礼金とは
礼金とは言葉通り、家主から物件を借りるときに支払うお礼金のことです。
「アパートを貸してくれてありがとうございます」と支払う御礼金です。

それって出るときに返してくれるの?


この礼金ってどう考えてもおかしんんじゃないの?という問題があって、ここ最近、礼金を取らない物件も出てきています。
礼金0の物件の多くは特定優良賃貸住宅の融資で建てられた物件です。
大家さんが特定優良賃貸住宅融資でお金を借りてアパートを建てたので、入居者から礼金を請求できません。
お金を融資してもらったのに、入居者から礼金を取るのはおかしい話でしょ?
だから、特定優良賃貸住宅の融資で建てた物件は礼金0です。


入居時にルームクリーニング代や玄関の鍵交換代金を先に請求されたりするようです。


結局、敷金礼金0とか初期費用が安いからお得ってことではなくて、違う名目で請求されるのであまり謳い文句に踊らされないことですね。
初めて一人暮らしする人は、この敷金礼金0というので安いと思ってすぐに契約する人もいるようですが、1年間のトータルで考えるとたいして経費は変わらないです。
逆にトータルで計算すると高くなるケースもあるので、初期費用に騙されないで1年間の経費で計算するようにしましょう。
まとめてみると…
- 一人暮らしの初期費用は家賃の6か月分必要
- 敷金礼金0に惑わされない
- 極端に家賃が安い物件は要注意
- 敷金は戻ってくる場合がある
- 礼金は御礼なので戻らない
いかがですか?
一人暮らしって思っている以上に大変だというのが分かったでしょう。
お金がかかるのは入居時だけではありません。
暮らし始めてから、さらに生活費がかかってきます。
電気代、食費、水道代、ガス代、電話代…
この生活費の確保もしなければなりませんからね。
一人暮らしを始めたいと思っているのなら、生活費も合わせて最低でも家賃の8か月分は貯金して気持ちに余裕が出てからじゃないと無理です。
今現在、その貯金額がないのであれば、一人暮らしするタイミングでありません。
頑張って貯金しましょう!