エアコンの霜取り運転が頻繁に起こる原因は3つあります。
- エアコン室外機周辺が冷えている
- 室外機周辺に障害物がある
- 設定温度が高すぎる
室外機に雪がどっさりと積もっていると霜取り運転が頻繁に起こるので、簡単な屋根を取り付けると全然違いますよ!
ネットでは簡単に取り付けできるアイテムが売っています。
ちょっと高いですがホームセンターで売っている1,500円位のだと1シーズンでゴムが切れるのであまりおすすめできませんが、この商品は高いだけあって壊れません。↓
雪が積もっていないのに霜取り運転が続くのであればエアコンの設定温度を20~24度にすれば良いです。
最初24度に設定して、それでもエアコンが止まるのであれば徐々に23度、22度と設定温度を下げていきエアコンが止まらなく温度を探すのです。
たったそれだけで霜取り運転回避できますよ。
頻繁に霜取り運転に切り替わるのは、もしかしてあなたのエアコン暖房の使い方が間違っているのかもしれません。
この記事ではエアコンの霜取り運転をなるべく回避する方法や対策を教えます。
もくじ
エアコンの霜取り運転がなかなか終わらないのはなぜ?
まず、このエアコン暖房時に起こる霜取り運転ですが外気温が低く湿度が高いと頻繁に作動します。
そのあいだ暖房が止まるので寒いんですよね(+o+)
雪が降り、外気温が氷点下近くになると1時間に一回の割合で10分程度霜取り運転になります。
これはエアコンの機能なのでしょうがありません。
あきらめるしかないです。
ただ、あなたが寒冷地に住んでいるのであれば、エアコンも寒冷地仕様にしたほうが効率的です。
電気屋さんのカタログを見ると『北海道電力、東北電力推奨エアコン』というロゴの付いたエアコンがあります。
それが寒冷地仕様エアコンで外気温氷点下30度対応という商品もあるので霜取り運転が終わらないなんて悩みも解決できます。
- 三菱・ズバ暖
- ダイキン・スゴ暖
- パナソニック・フル暖
- 日立・メガ暖
などが人気です。
ちょっと値段は上がりますが、霜取り運転自体しないのでストレスフリーです。
もしかして設定温度高くしてませんか?
エアコンの暖房の設定温度を高くしていると、それだけフル稼働になり真冬だと室外機に霜が付きやすい条件になりますよ。
霜取り運転が終わらない原因のひとつです。
1度づつ設定温度を下げていって、霜取り運転が作動しづらい設定温度を自分で探してみましょう。
冬であれば20~24度くらいがちょうどよい温度設定です。
エアコンの霜取り運転を回避する対策
霜取り運転を回避するには一番手っ取り早いのは寒冷地仕様のエアコンに買い替えることです。
東北・北陸・北海道でなければ寒冷地仕様は必要ありません。
もしあなたが東北以南の暖かい地域に住んでいて、なおかつ霜取り運転をなるべく回避したいというのなら対策を教えるので試してみてください。
お金のかからないすぐに試せる順に書いています。
フィルター清掃
エアコン本体のカバーを開けてフィルターを清掃しましょう。
これは5分もあればすぐに実行できます。
女性でもできます。
フィルターが詰まっていると、それだけ電力を費やしますし、霜取り運転作動にも影響します。
室外機に障害物がないか確認
外に出て室外機周辺に邪魔なものがないか見てみましょう。
ベランダに室外機にある場合によくやらかすのが、室外機の上にプランターを置いたり、目の前に植木鉢を置いたり、物置を置いたりすることです。
室外機の周りにスッキリと片づけて風通しを良くしないと熱効率悪く霜も付きやすくなります。
雪の多く降る地域であれば、外に出て室外機の前に雪が吹き溜まりになっていないか確認しましょう!
設定温度を下げる
暖房の自動運転で設定温度を22度に設定してみましょう。
霜取り運転をだいぶ回避できると思います。
だいぶです。
そこから1度づつ設定温度を上げていき、霜取り運転が頻繁に作動する手前の温度をチェックしましょう。
うちの場合だと22度がちょうどよいです。
冬に22度設定でも十分温かいですよ。
そして、霜取り運転がだいぶというか、ほとんど作動しなくなり快適です。
室外機の上にカバー
室外機の周りの空気をちょっとでも上げれば霜の付きにくくなります。
あまり上に置くのは良くないですが、カバー位の軽量なものであれば大丈夫です。
室外機の上に雪が積もったりするのは、避けたいのでカバーはいいと思います。
室外機の位置を変える
室外機を日当たりの良いところに移動するだけで、霜取り運転を回避できます。
日当たりがいいのであれば東側がいいでしょう。
南側だと今度夏場に日当たりが良すぎて冷房の効きが悪くなりますからね。
でもカバーを付けていれば、日当たり防止にもなります。
エアコンを寒冷地仕様にする
これは最終手段です。
寒冷地じゃなければ、そこまでする必要なないです。
寒い時期はエアコンの暖房に依存しないで石油ストーブやほかの暖房器具を使ってしのぎましょう。
寒冷地用のエアコンは電気代も若干高くなりますからね。
エアコン室外機の銅管がむき出しになっていると熱交換効果が落ちるので、外に出てチェックしたほうがいいですね。
エアコンの室外機を囲むと暖房止まらなくなるの?
室外機周辺の温度を上げると霜取り運転を回避できることは先にお話ししました。
ならば、冬の間だけ室外機を囲んで暖めればいいのでは?
という考えも浮かびますよね。ダンボールで囲んだり。
でも、室外機を囲むのはやめた方がいいです。
室外機には設置条件があって前、横、後ろを最低限何センチ以上あけなさいという規定があります。特に前は可能な限りあけないとだめです。
前を囲むとファンでせっかく前に出した冷風をまた自分で吸い込んでしまって、熱交換ができないでショートサーキットを繰り返して室外機が壊れますよ。
後ろ側も横側も同じように囲むと熱効率が悪くなり、損傷の原因です。
「コの字型の囲いが売っているけど、あれならいいのでは?」
後ろだけあけて横も前も上も囲ってラティスフェンスみたいなアイテムありますよね?
あれ、うちでもつけていたんだけど、あまりにも霜取り運転が続くので外に出て確認してみたら囲いの間に雪が詰まって凍り、室外機が極寒状態になってましたよ(-_-;)
だからすぐに囲いを取りました。
とったら霜取り運転になる回数も減りましたよ。
夏場は日陰になっていいのかもしれないけど、冬場はおすすめじゃないですね。
まとめてみると…
霜取り運転を回避する対策としては、まず設定温度はまず見直さないとダメです。
28度とかに設定している人もいるので明らかに高すぎますよね。
真冬に室内を28度に設定するとエアコンはフル稼働ですよ?
そうなると室外機に無理がかかり霜が付きやすくなるのは目に見えています。
それではポイントのまとめです。
- 設定温度を見直す
- フィルター清掃
- 室外機の周りをチェック
- 囲むのはよくない
寒冷地に住んでいないのであれば、寒冷地仕様のエアコンに変える必要もないし、エアコンの暖房に期待しすぎです。
他の暖房器具と併用すれば、設定温度もそこまで高くすることもないので霜取り運転が終わらないということもないでしょう。
氷点下近くに気温が下がることもほんの少しの間だけです。
エアコンで暖房効果は期待しない方がいいです。
冷房だけの家電と割り切った方がいいですね。
また、エアコンの室外機が凍ったときに室外機にお湯をかけて溶かすことはやめましょう!これは室外機故障の原因です。
室外機が凍った場合の対処法については別記事にまとめているので参考にしてください↓