夏にはたくさんのイベントがありますが、古くから伝わる行事と言えば、お中元や暑中見舞いですよね。
これらは心配りや日頃の感謝を伝える行事であり、ビジネスでも日頃のお世話になっている会社へお中元を送るという人も多いのではないでしょうか?
少し厄介なのが添え状やお礼状などの挨拶ですよね。
ちょっと間違えれば失礼に当たるので緊張してしまいますよね(-_-;)
お礼状などでよく使われるので「大暑の候」という言葉ですが、この意味は知っていますか?
また結びはどうすればいいかわかりますか?
ここではそんな大暑の候の挨拶や結びについて解説をしたいと思います。
大暑の候の挨拶の結びはどうすればいい?
大暑の候の挨拶の結びですが、基本的には相手を暑さから体調不良などを考慮する言葉で結ばれることが多いです。
ではどうしてそのような結びの言葉が多いのでしょうか?
大暑の候ですが、季節の便り中で季節を表す言葉としてよく使われます。
ですので夏に出す手紙の季語としてよく大暑の候が使われます。
そして大暑の候という文字を見て、夏のどんなイメージをしますか?
大暑という字から推察すると、非常に暑い日をイメージすると思います。
大暑の候の使い方ですが、そのような使い方でだいたいあっています。
なので、時候の挨拶として大暑の候を使う手紙の場合は、結びとしては相手を暑さで気遣う文面にするのが一般的です。
大暑の候挨拶の結びの文例
では実際、大暑の候の挨拶をした際、結びの文例としてはどのようなものがあるのでしょうか?
結びの文例を紹介したいと思います。
暑中見舞いなどを出す際に文頭に大暑の候を時候の挨拶にしたら、相手に暑さで体調を崩すことのないように気遣う文面を結びにすると良いでしょう。
こちらは少し固い感じの文例になりますね。
上司や会社の取引先などに手紙を送る場合などは、しっかりとマナーを守った文を書くようにしましょう。
家族間の付き合いの場合は、個人より家族の皆様も気遣う文面にした方が相手への心配りが効いていて気持ちも伝わりやすいですね。
大暑の候はいつから始まる?
ではこのような大暑の候はいつから始まるのでしょうか?
結論から言えば、7月23日頃から8月6日頃が大暑になります。
季節は春夏秋冬の4つに分かれるのが一般的ですが、中国にはそれをさらにそれぞれ六等分した二十四節気という暦の考え方があります。
二十四節気と言われてもピンとこないかもしれませんが、春分や秋分、立夏や立冬、夏至や冬至などはこの二十四節気の言葉になります。
その中で大暑は夏を六等分した最後になっています。
大暑は暑いイメージですが、実際は7月23日頃から8月6日頃までと、本格的な夏ではないですよね。
これは二十四節気が中国で考えられたため、実際の体感の季節とは微妙にズレがあります。
ですが、大暑の候は一般的には夏の時候の挨拶と考えられています。
ですので、大暑の候はいつからかと言えば、上記の時期になるのですが、夏の暑い時期に季節の手紙を書く際だったら割といつでも大暑の候は使えます。
ですので、時候の挨拶として大暑の候を使うのなら、そのままの大暑のイメージの時に使っても良いということですね。
まとめ
大暑の候の結びやいつからかなどなんとなくですが理解できましたよね。
大暑の候は時候の挨拶ですので、手紙を書かないと使う機会も少ないと思います。
ただそんな機会だからこそ、今年は暑中見舞いなどの手紙を書くのもいいかもしれません。
きっと気持ちも伝わりますし、日本の古くから続く伝統を感じられるいい機会になるかもしれませんね。