会社の後輩が…
さらに
わざとゆっくりと長く長距離を走るトレーニングがLSDとレーニングなの!!
わかる?
何を考えているんだか…
その後、彼は初のハーフマラソンに挑戦して10キロ過ぎに脚が持たずにダウン。
歩いたり走ったりしながら結局タイムは2時間27分でした。
マラソン用の脚ができていないのにLSDトレーニングをスルーしちゃうからこんな結果になるんですよね。
10キロを50分で走れるからハーフも2時間余裕で切れるってものでもないんですよね。
この辺がマラソンの面白いところですよね('ω')
さてさて、
今回もLSDトレーニングについて、もうちょっと突っ込んで説明したいと思います。
LSDトレーニングはどのくらいの時間走るのがベスト?
LSDトレーニングって長くゆっくり走るというけど、どのくらいの時間のことを言っていると思いますか?
僕は最低でも90分ゆっくりと走らないとLSDトレーニングの意味ないと思っています。
長くゆっくりが基本ですから。
初心者ならまずはゆっくりとしたペースで30分を目標にする。
30分ゆっくりと余裕で走ることができたなら、今度は40分、50分と時間を伸ばしていって最終的には180分(3時間)ゆっくり走れるようになりましょう。
3時間走り終わっても、まだまだ余力があるくらいの心肺機能を身につけましょう。
ちなみにペースはどのくらいの速さで?というよりも、心拍数を基準に考えるので息がゼーハーしない、鼻だけで呼吸ができて会話できたり笑ったりできる余裕がある状態のペースと考えます。
会話できるくらいの心拍数のときのペース
というイメージです。
LSDトレーニングの心拍数についてはこちらのページに詳しく書いておきましたので参考にしてみてください。
LSDトレーニングの距離はどのくらい?
「20キロ以上走らなければLSDトレーニングじゃない!!」
という人もいますが、僕は距離は意識してません。
時間でLSDトレーニングしています。
例えば、
「今日は3時間LSDトレーニングする日だ!」
「今日は体調悪いので2時間LSDしよう!」
という感じです。
距離を目標にすると絶対にペースアップしちゃいます(経験多)
特にLSDトレーニングのあとに何か予定があった場合、距離を目標にすると途中からペースアップしてしまいます。意識してなくてもペースアップします。
早く切り上げないと遅刻しちゃうって考えるから。
これを時間を目標にすると、たとえ15キロだろうがちゃんと目標達成の充実感があります。
呼吸が乱れるくらいのペースで走ったら、せっかくのLSDトレーニングじゃなくなってしまいますよ('ω')
距離を目標設定しない方がいいです。
LSDトレーニングに必要性、はたしてあるのか?
「LSDトレーニングなんて、たいして効果ないから意味ないよ」
なんていう人もいます。
サブ3(フルマラソンを3時間を切るタイム)やサブ3.5クラスの経験者であれば、確かにそうかもしれません。
でも、つなぎの練習としてLSDは良いと思いますが…
ランニング初心者であれば、まだ脚もできてないし心肺機能もまだまだだと思うので、LSDトレーニング必要性あるのか?
と言われたら即答で「あります!」でしょう。
僕の知っているサブ3.5達成の人でもLSDトレーニングはいまだに取り入れてますがね。
LSDトレーニングって毛細血管が体の隅々まで発達するとかいろいろ言われてますが、長い距離を走ることに体が慣れていない人には絶対に必要な練習方法だと思いますよ。
だってLSDトレーニングすると自信がつくもん('ω')ノ
「俺ってこんなに長く走ることができるんだ…」
って、自分に自信がつきます。
勉強できない自分でもこれだけ長く走ることができるんだ!!って思いましたもん。
走り始めの頃って走るための脚ができてないので、やれ膝が痛くなっただの、すねが痛くなっただの、ハムストリングス(太ももの裏)が釣っただの、長距離走ると背中が痛くなっただの、いろいろアクシデント出てきますよね?
それってただ単に
走るための体ができてないだけ。
長距離走る適応力がないだけ。
心拍機能が高くないだけ。
脚の筋肉がないだけ。
持久力がないだけ。
そして自信がないだけ。。。
LSDトレーニングの必要性?初心者なら絶対にありますよ。
まずは3時間(180分)を息も弾まずに余裕で走れるようになってから考えましょう。
まとめてみると…
- 時間を目標に走る
- 距離は意識しない、二の次
- 必要性?当然あります
どうですか?
LSDトレーニング、それでもスルーしますか?
スルーしていいのは3時間余裕で走り切れる体力がある人だけ。
そうでないなら、ぜひLSDトレーニング実践してみてください。
マラソンに対しての自信も付くし、心肺機能向上、筋持久力向上、そして30キロの壁、35キロの壁もなんなくクリアできるようになります。
フルマラソンレースに出てみて後半失速するのなら、LSDトレーニングは効果あると思いますがね。