夏を指す季節の言葉はご存知でしょうか?
有名なものでいうと夏至などがあります。
そしてそれ以外にも大暑や小暑など季節を表すことは春夏秋冬以外にもたくさんあります。
このような季節の分け方を二十四節気と言いますが、いまいちわかりにくいですよね。というか質問されても答えることができない人大半だと思います。
ここではそんな季節の分け方である大暑について解説をしていきたいと思います。
知っておいて損はないと思いますよ^^
あなたは「大暑の候」の読み方わかりますか?
季節の挨拶として「大暑の候」という言葉が使われることがあります。
この読み方はわかるでしょうか?
大暑の候ですが、読み方としては「たいしょのこう」となります。
「だいしょのそうろう」ではありませんよ?
私は最初そのように読んでしまいましたが(*_*)
ちょっと読みにくいですが、読み方としては普通で覚えやすいと思います。
ではこの大暑の候の意味について続いて解説をしていきたいと思います。
大暑の候の意味を簡単に説明してみた。
大暑の候ですが、使われ方としては手紙などに使う時候の挨拶で、厳しい暑さの時のことをさして使われることが多いです。
同じような使われ方をする言葉に「猛暑の候」や「厳暑の候」、「酷暑の候」などがあります。
どれも漢字から分かる通り、非常に暑い時期のことがすぐにわかりますね。
ですが、古代中国から伝わった二十四節気に使われているのは大暑のみになります。
二十四節気は春夏秋冬をさらに六つの季節に分けて表したものです。
夏の場合は、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑となっています。
ですので大暑は夏を六つに分けた際の一番最後の季節になります。
では実際大暑の候はどれくらいの時期についてまでを表しているのでしょうか?
続いて大暑の候の時期について解説をしていきます。
大暑の候の時期はいつまで?
大暑の候の時期ですが、だいたい7月23日ぐらいから8月6日ぐらいまでのことを指します。
大暑と名がついているので、夏真っ盛りの8月中旬ぐらいからをイメージするかもしれませんが、そうではないのですね。
この理由としては二十四節気が中国で作られた季節の分け方であり、体感の季節とは差があるからになります。
また、「ぐらい」という曖昧な言い方になってしまうのも、夏至や冬至が毎年日付が違うように大暑も日付が異なります。
これは天文学で暦の数え方が決まっているためであり、2020年は7月22日が大暑が始まる大暑日となっています。
このように大暑にはいろいろな決まりごとがあります。
ですので暑中見舞いなどで時候の挨拶を書く際、大暑の時期と外れていたら大暑の候という文句は使いにくいとお思いかもしれません。
しかし、実際にはそこまで気にする必要がありません。
時候の挨拶の際に用いられる大暑の候の場合は、意味からも分かるとおり、二十四節気を表すよりは非常に暑いという意味合いを表すニュアンスが強いです。
ですので暑い時期に大暑の候という時候の挨拶を使う分にも間違いではありません。
ですが、なんとなく使いにくかったり、暑中見舞いを渡す相手がそのようなことに厳しそうな場合は、大暑の候以外の時候の挨拶を書く方が無難かもしれませんね。
大暑は夏の最後の季節になりますので、8月6日頃以降はもう暦の上では秋になります。
ですが、この時期ってむしろ夏本番ですよね。
なので暦の上では挨拶は秋になるかもしれませんが、体感的には夏のまんまなので、変に残暑というよりは大暑のままで構いませんね。
このように大暑の候は基本的には体感の暑い時期に使うようにしましょう。
まとめ
大暑の候についてや読み方は覚えておいたほうがいいでしょうね。
これからも読み方に出会うことが出てくるでしょうから。
大暑は春夏秋冬をさらに六分割した、二十四節気の夏の最後の季節を表します。
そして、大暑の候は時候の挨拶の際に使われる文句になります。
ただ、暦の上での季節と体幹の季節にはズレがあります。
ですので、多少暦の季節とはズレていても、体感を優先して、大暑の候は使っても大丈夫です。
ぜひ覚えておきましょう。