季節は夏が近づいてきましたね。
近年は暑い夏が続いており、今年もまた暑い夏がやってくるのでしょうか?
夏といえば色々なイベントがありますが、古くからあるのがお中元や暑中見舞いですよね。
これらは日本の古くから伝わる行事で大切にしている人もいます。事業をやっていたりすると付き合いでお中元のやり取りや暑中見舞いのやりとりは必須です。
そんな手紙の中で使われる「大暑の候」というあいさつ、意味は知っていますか?
ここでは見かけるけど実はよく知らない、大暑の候のあいさつについて解説をしていきたいと思います。
知らないと恥かきますよ( 一一)
大暑の候の挨拶なんと言う?
まず大暑の候は夏の時期の季節の言葉として、お中元の添え状や暑中見舞いの際によく使われます。
大暑の候はそのまま「たいしょのこう」と読み、季節の挨拶として使うことができます。
大暑の候と同じような意味として使われる言葉には「猛暑の候」や「酷暑の候」、「厳暑の候」などがあります。
どれも非常に暑そうなイメージがありますよね。猛暑の候とか特に暑そうです。。
基本的にはこれらは日本が古くから伝わる手紙のマナーになりますので、一般的には使うことは少ないです。
ただ、会社間でお中元のやりとりなどをしている場合は、お礼状などを書くこともあるので、これらの大暑の候のあいさつをしっかり覚えておきましょう。
大暑の候はいつ?いつからなの?
では一体大暑の候はいつなのでしょうか?
結論から言うと大暑の候の期間はだいたい7月23日から8月6日ぐらいになります。
大暑というと、ものすごーく暑そうなイメージですが、大暑の候は夏ですが8月の中盤ではないのですね。
大暑は二十四節気と呼ばれる、今の四季をさらに六等分した、季節の分け方の一つです。
大暑はあまり馴染みがありませんが、春分や秋分、立夏、立冬、夏至、冬至などもこの二十四節気の一つなので意外と知っているかもしれません。
大暑はその中でも夏を六等分した中の一番最後になります。
ですが、時期が上記の通り、7月23日から8月6日ぐらいになるのは、この二十四節気が中国で生まれた暦の数え方であるため日本とは少しズレているのですね。
そして大暑の日にちがぐらいというあやふやな言い方になってしまうのは、天文学で定めている暦だと立秋などが毎年ずれてしまうため、だいたいいついつこの日ぐらいという言い方になってしまいます。
大暑の候の挨拶例文集めてみました。
大暑の候は上記の通り、基本的には暑中見舞いや、お中元のお礼状で季節の挨拶として使われます。
ではどのように使われるのでしょうか?
例文を集めてみました。
暑中見舞いの場合
○○様
暑中お見舞い申し上げます。
大暑の候、厳しい暑さの日が続いておりますが、いかかがお過ごしでしょうか?
私は栄養のある食事を心がけて元気に過ごしています。
猛暑の折、夏バテをしないよう心よりお祈りしております。
このように大暑の候は最初に季節を表す季語として使われます。
この大暑の候は、上記のように言い換えも可能になります。
お中元のお礼状
○○様
拝啓
大暑の候、暑い日が続いておりますが体調にお変わりはないでしょうか?
この度は心のこもった品物をいただきました誠にありがとうございます。
弊社社員一同、喜んでおります。
酷暑の続く折、体調にはお気をつけていただき、今後もご愛顧のほどよろしくお願いします。
お中元のお礼状では会社の取引先と想定して、このように使われます。
どちらも文章の頭にくっつけるというイメージで大丈夫ですので、使い方としてはそこまで難しくないかもしれません。
最近は手紙を書く機会も少ないですが、だからこそ例文を参考にして季節の言葉が入ったしっかりとした手紙を書いてみるのも良いかもしれませんね。
まとめ
大暑の候のあいさつや使い方について説明しましたが、実際使う機会があるのか?と聞かれれば「ないかも」となりますね。
会社勤めで総務部や事務の仕事をしているのなら、この時期は頻繁に使うかもしれませんが一般に生活していればほぼ無縁ですね。
ただ、このような季節の挨拶は日本に古くから残る習慣です。
ぜひしっかりと意味を理解した上で、うまく大暑の候などの季節の挨拶を子供に聞かれた時も答えれるようにすれば尊敬のまなざし間違いなしです(*^^)v